ドアーズ、ジム・モリスン30周忌翌日にバンド再結成を発表
ジム・モリスンが逝って30年が過ぎた。命日である7月3日、パリにあるペール・ラシェーズ墓地には世界中から約2万人のファンが彼を偲んで集まった。20周忌の集会ではファンたちが興奮し、警察が催涙ガスを使用するほどの暴動に発展してしまったが、今回は目立ったトラブルもなく、ピースフルな雰囲気のなか無事にセレモニーは終了した。同日、TVではメンバーのレイ・マンザレクがバンドの足跡を辿ったスペシャル番組に出演し、各地でトリビュート・バンドによるライヴなどが行われた。エレクトラのスポークスマンは「30年経ったいまでもドアーズの炎は人々の心に燃え続けている」と話している。翌日、レイ・マンザレクとロビー・クリーガーがドアーズのオフィシャル・ウェブサイト〈www.thedoors.com〉でバンド再結成と、ツアーを行うことを発表した。すでに9月6日にはカリフォルニアでライヴを行うことが決定しており、2003年にはヨーロッパ・ツアー、そして新生ドアーズでの新作のリリースも予定している。気になるメンバーだが、ジム・モリスンに代わるヴォーカリストとして有力候補として挙がっているのはカルトのヴォーカリスト、イアン・アストベリー。ドラマーのジョン・デンズモアは健康状態を考慮しての参加となりそうだ。