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インタビュー

Jet

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年10月12日 23:00

ソース: 『bounce』 280号(2006/9/25)

文/鈴木 宏和

文字どおりのジェット・ストリームを巻き起こしたデビュー作から3年、より強く、より甘く、とことんロックがロールしているヤツらのセカンド・アルバムが危ない!


「4人のオーストラリア人がハッピーな新曲を披露するよ(笑)」(ニック・セスター、ヴォーカル/ギター)。

「新曲をやるのは初めてだけど、心を込めてプレイするから」(キャメロン・マンシー、ヴォーカル/ギター)。

「そう、オレたちは日本を愛してるからね」(マーク・ウィルソン、ベース)。

「新曲はまだ知らないと思うけど、日本のみんなに最初に聴いてほしい。どこかで最初にやらなきゃいけないんだから、だったら〈フジロック〉でやろうって決めたんだ」(クリス・セスター、ヴォーカル/ドラムス)。

 フェス数日前に行なわれた取材の際のコメントどおり、早くも3度目の出演となった今年の〈フジロック〉にて新曲を多数織り交ぜた特別メニュー(!?)による白熱のパフォーマンスを披露し、歓喜と興奮の渦を巻き起こしたジェット。全世界で350万枚以上のビッグ・ヒットを記録したデビュー作『Get Born』から3年、セカンド・アルバム『Shine On』が完成した。

「プレッシャー!? すごくあったよ。ファースト・アルバムが成功しようがしまいが、それは同じだったと思う。外部からのプレッシャーっていうんじゃなくて、自分たち自身へのプレッシャーが大きかったんだ。前作より10倍良いものを作ることが目標だったからね(笑)」(ニック)。

 バルバドス島をはじめ、USのマサチューセッツやLA、メルボルンなど、世界各地を回ってレコーディングされた今作。ロックンロールと同じだけバラードを、激しさと同じだけ甘さを表現するというスタンスは、前作と変わらない。が、長かったツアーを経て演奏がいっそうタフかつタイトになったうえに、キーボードやコーラスを意欲的に採り入れることで、ロックンロールはさらなるダイナムズムを、バラードはさらなるメロウネスを手にしている。

「音の密度がとにかく違う。良い意味で隙間が少なくなって、ビッグなサウンドになっているんだ」(マーク)。

「前作を出した頃まではずっと小さなパブとかでプレイしてたけど、どんどん大きな会場でやれるようになってオレたちの音もビッグになったんだ。それが作品に反映されてると思う」(クリス)。

 さらに、ニックのファンキーなファルセットが炸裂する先行シングル“Put Your Money Where Your Mouth Is”、ヒップホップから影響を受けたという“Holiday”、ワルツ調のバラード“Kings Horses”など、新しいスタイルのサウンドも提示。その優れたソングライティング・センスを、攻めの姿勢と共に知らしめるアルバムとなっているのだ。

「よく〈ロックンロール・バンド〉って言われるけど、自分たちでそう言ったことはないんだよ。そういう曲がラジオとかで多くかかってるからなんだろうね。まあ、どう呼ばれても気にしないよ。傲慢に聞こえるかもしれないけど、オレたちはロックでもポップでもなんでもいいんだ」(ニック)。

「だってビートルズなんて、ロック・バンドなのかポップ・バンドなのかわかんないし、そういうことじゃないよね? ビートルズはビートルズでしかないんだ」(キャメロン)。

 元来のバンド・ポテンシャルの高さと、前作からの音楽的な進化、そしてライヴ・バンドとしての成長ぶりを余すところなく伝えるアルバムという意味で、今作は極めて理想的な2作目と言えるだろう。

「素晴らしいアルバムを作ることができたし、本当に良いバンドになったなって思う。今のシーンは何かと競争が激しくて、金だけでしか動かないようなセレブとか、アイドルとかとチャートでやり合わなきゃいけない状況ってのもどうかと思うけどさ」(クリス)。

「それでも自分たちが良いものを作ったっていう自負があるし、バンドとしての成長が実感できるよ」(マーク)。

「うん、すごく誇りに思える作品だ」(クリス)。
▼ジェットの作品を紹介。

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