プレストンが厳選! オーディナリー・ボーイズの土台を形成したUKロックの名盤×6枚!!
KINKS 『Muswell Hillbilies』 RCA(1971)
みんな忘れがちだけど、素晴らしいアルバム。リリックも最高で、笑えると同時にさまざまな問題提起もしている。同じ作詞家として、あれほど難なく物事が言えたらなと思う。歌詞を読んでいると映像が浮かんでくるんだ。レイ・デイヴィスは真のストーリーテラーだと思うよ。
THE CLASH 『The Clash』 Epic(1977)
レゲエやファンクやヒップホップを巧みに採り入れて、怒りと共に最高レヴェルのエネルギーを注入していた彼らは、本当に最高の音楽を作っていた。とりわけこの『The Clash』は彼らの持ち味がいちばん活かされているアルバムだと思うし、ロック史に残る名盤だよ。
THE JAM 『Sound Affects』 Polydor(1980)
ちょうどこのへんの時代の、若くて怒っているポール・ウェラーが特に好きなんだ。モータウンのベースラインを自分のスタイルに変えてしまった点はやっぱりスゴイと思うよ。僕らをはじめ多くの若者に影響を与えたという点でも、本当に偉大な人だよね。
THE SPECIALS 『More Specials』 Chrysalis(1980)
スカといえば、デズモンド・デッカーや初期のボブ・マーリーなど、ジャマイカ生まれのものが好き。アメリカのスカは苦手だね。イギリス人にとってスカといえばジャマイカなんだ。オフビートが気持ちいいよね。でも結局いちばん好きなのは、スペシャルズのコレだね。
THE SMITHS 『Meat Is Murder』 Rough Trade(1985)
僕らがバンドを始めたきっかけはスミスだったんだ。この『Meat Is Murder』はファンクからモータウンまでさまざまな影響を吸収しているにもかかわらず、モリッシーのあのヴォーカルがすべてをブッ壊してしまっている。それが最高にクレヴァーでおもしろい。
BLUR 『Modern Life Is Rubbish』 Food/EMI UK(1993)
ゴリラズも良いプロジェクトだし、彼らのことはリスペクトしてる。僕自身が若すぎたから音楽的にはさほど大きな影響を受けてはいないけど、僕にとって重要なバンドであることに間違いないよ。このアルバムは特にお気に入りで、前作からの成長ぶりが凄まじいよね。
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