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インタビュー

クレイジーケンバンド

動画&試聴アリ! イイネ!


高度経済成長期のニッポンの様式??音楽、クルマ、ファッション、ユーモアなどなど??を、圧倒的なエンターテイメント魂でもってオートマ世代のハートにも響かせるクレイジーケンバンド(CKB)。これまでにも増して快調な吹け上がりをみせる新作『グランツーリズモ』は、表彰台のてっぺんをも狙える仕上がりだ!


同時多発的に、多くの人の口からCKB=クレイジーケンバンドの魅力が語られるようになったのはそんなに古い話ではない。その語り部のほとんどは多ジャンルに渡るイイ大人たちで、しかもその語り口の尋常じゃない熱っぽさときたら、パンク・ムーヴメントを目の当たりにした77年のティーンエイジャーもかくや? というほど。近田春夫、コモエスタ八重樫、小西康陽、幻の名盤解放同盟……普通、大人が熱を上げるものに対して、下の世代は多かれ少なかれ拒否反応を示すものだけど、CKBはエイジレスに熱狂を広げていったのだからさあ大変。さらに、一度好きになったが最後、そのすべてが愛おしくなってしまう中毒性を備えていたからさらに大変。そしていま、CKBを隣人にもなんとか知らしめよう!というムーヴメントの高まりは最高潮に達している(その熱のほどとCKBの魅力を知るにはクイック・ジャパン誌No.43も格好のテキスト)。さて、タワーレコードにいる──インディーズ・コーナーを物色中のキミ、あるいは「Rockin'on JAPAN」最新号を手にレジで並んでるキミ、なによりもこの「bounce」を手に取った賢明な──キミたちの耳に、CKBは届いているだろうか?

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年08月08日 18:00

更新: 2003年02月10日 14:50

ソース: 『bounce』 234号(2002/7/25)

文/フミ・ヤマウチ