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アニメ『ドロヘドロ』2026年春に新シーズン配信決定!林田球が描く「グロ」と「ユル」の独特な世界観

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林田球による漫画が原作のアニメ『ドロヘドロ』の新シーズンが、2026年春に全世界配信されることが決定。続編を待ち望んでいた世界中のファンから歓喜の声が上がっている。グロテスクなのにどこか緩く、一度足を踏み入れたら抜け出せない中毒性を持つ林田球の世界。その魅力をあらためて紹介していこう。

●18年間連載された「ドロヘドロ」、その後も続く林田球の混沌とした世界

マンガ「ドロヘドロ」は2000年に連載を開始し、2018年に完結を迎えた林田の代表作。唯一無二の世界観で人気を集め、国内外で熱狂的なファンを獲得している。その衝撃的な内容から映像化は不可能と思われていたが、2020年にTVアニメ化が実現した。

本作の舞台は、人間たちが住む世界「ホール」と「魔法使いの世界」。主人公のカイマンは、ホールに住むトカゲの顔をした記憶喪失の男だ。自分の顔をトカゲに変えた魔法使いを見つけるため、友人のニカイドウと共にホールに現れた魔法使いたちを狩り続けるカイマン。一方、カイマンの手で仲間を殺された魔法使いたちも、復讐のためにカイマンを狙っている。

本作の魅力は、グロテスクで退廃的なのにどこか緩い世界観。戦闘シーンでは体が切り刻まれたり血が飛び散ったりするが、ニカイドウが作る大葉のギョーザをおいしそうに食べるといった“ほのぼの”とした日常シーンも描かれている。また、作中に登場する個性豊かなキャラクターも魅力的だ。トカゲの顔をしたカイマンに始まり、あらゆるものをキノコに変えてしまう魔法使いや、言葉を話せる巨大な怪物となった虫などが登場する。

アニメの新シリーズは、TVシリーズに続き林祐一郎が監督を務め、MAPPAが制作を担当することが決定。アニメ配信に関する今後の続報にも注目したい。

原作者の林田は現在、雑誌「ゲッサン」にて「大ダーク」を連載中。「手に入れればどんな願いも叶う」と言われる骨と、特別な力を宿した「闇のニーモツ」を持つ14歳の少年ザハ=サンコ。全宇宙人から狙われながらも、旅を続けるザハ=サンコの姿を描いた作品だ。

単行本は現在9巻まで刊行されている。こちらも「ドロヘドロ」同様、グロテスクで退廃的な林田の世界観が展開されているので、ぜひチェックしてほしい。

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タグ : レビュー・コラム

掲載: 2025年11月22日 18:30