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Lou Reed(ルー・リード)『ルー・リード 俺の太極拳』12月9日発売

ルー・リード 俺の太極拳

「何を創り、どう生きるか。太極拳が俺に教えてくれた」――ルー・リード


伝説的バンド「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」でデビュー、半世紀にわたり偉大なキャリアを築いたロック界の巨星。アンディ・ウォーホル、メタリカからロバート・ウィルソンまで、ジャンルを超えた数々のアーティストとのコラボレーションでも知られる。
一方で彼は、陳式太極拳の達人レン・グゥアンイー(任廣義)師のもとで修行を重ねた、ストイックな武道家でもあった。本書は、ルー・リードが太極拳に捧げた思想・実践・精神を、未発表原稿やエッセイ、対話、日記、写真などを通じて全方位的に記録した決定版。
編纂はパートナーであるマルチメディア・アーティスト、ローリー・アンダーソンが担当。ヴィム・ヴェンダース、イギー・ポップ、ジュリアン・シュナーベル、アノーニ、ジョナサン・リッチマン、ミンギュル・リンポチェら、ミュージシャン/アーティスト/武道家との深い対話も収録され、ルー・リードの精神世界が立体的に描かれる。150点以上の写真や未公開印刷物、カラーページも収録。
太極拳の技術・目的・哲学、さらには瞑想や人生観に至るまで、ルー・リードの芸術と身体、思索の全貌に迫る、かつてない一冊。
「ゴールドレコードや名声だけじゃ、人生に求めているものは足りないんだ。戦士のように成熟したい。これまで学ぶ機会のなかった、力と優雅さがほしい……。 太極拳は、見えない力、そう、宇宙の力とつながる手段なんだ。最良のエネルギーが自分の中に流れ込み、やがて心と体が"見えない力"そのものになっていく」(本文より)

【田中泯さん推薦!】
《ルー・リードのカラダ》
「折々に、ルー・リードの音楽を聴き、気分に任せて幾度も踊った。もう半世紀も昔からだ。ヨーロッパで東西の壁が壊れ始めたころ、ニューヨークの友人の家でローリー・アンダーソンと一緒のルー・リードに出会った。言葉は一言も思い出せない。僕はルーの佇まいに魅了されていた。手前勝手な付き合いが始まったのだ。そして、2013年3才年上のルーとローリーの家で遺影を前にして僕はルーの佇まいを写生するように踊ったのでした。
僕を惹きつけたルーの佇まいは色褪せずに存在している、がこの本を知ったのはつい近頃のこと、驚きと喜びは大きい。前書きでローリーが語っている通り、この本にはルーの多くの友人達の言葉と文章と共にルーの言葉が生きている。言葉がカラダとなってたくさんのルーが登場する。My Taichi(俺の太極拳)と言うこの本の凄さを語るのは本当に難しい。太極拳入門書としても充分にその役をこなしているが、読む人によってこの本の間口奥行きは広がり続けるに違いない。まさに、「エキサイティングなポートレート」なのだ。
僕にとって、この本はルー・リードの佇まいの確かさを裏付けるカラダ発見の書となるに違いない。加えて言ってみればオドリ発見の書ともなるのだ。この本と遊び続けたい」 ──田中 泯(ダンサー、俳優)

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タグ : 書籍

掲載: 2025年11月12日 18:00