環状運転100周年記念!日本屈指の鉄道交通「山手線」の歴史と豆知識を徹底解説

毎日100万人以上が利用する、日本屈指の鉄道路線「山手線」。東京の主要エリアを結ぶ重要な交通網だ。11月1日に環状運転開始からちょうど100年の節目を迎える、山手線の歴史を改めて振り返ってみたい。
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●こうして「山手線」は誕生した!
山手線の全長は約35km、全30駅をおよそ1時間で1周する環状路線である。元々は1885年に品川~赤羽間を結ぶ「品川線」として始まり、1903年に池袋~田端間を結ぶ「豊島線」と統合し「山手線」となった。1919年に「中央線」が繋がったことで、「の」の字を描く路線に。そして1925年、上野~東京間の高架線工事が完了し、ついに環状運転がスタートすることとなった。
ちなみに「山手線」は「やまてせん」と呼ばれていた時期もある。呼び方が統一されたのは1971年で、全国の路線にふりがなを付けることが決まり、「やまのてせん」と正式に命名された。
また、山手線といえば黄緑色の車両がトレードマーク。しかし開業当初は茶色で、その後黄色を経て、1963年に黄緑色が登場した。当初は車体全体が黄緑一色で塗られていたが、1985年には銀の車体に黄緑色のラインカラーをまとったデザインに変更。現在は、前面とドア部分に黄緑色をあしらった姿で走っている。
そんな山手線を運営するJR東日本では、環状運転100周年を記念して、10月4日から11月3日までの間「つながる山手線フェス ~環状運転100周年~」を開催。「環状運転100周年記念ラッピングトレイン」や山手線の東京観光列車「東京まるっと山手線」の運行、山手線重ね捺しスタンプラリー、バーチャルタレント・キズナアイとのコラボ企画など、見逃せない特別なイベントが満載だ。
さらに、100周年を彩るオリジナル商品も販売される予定。クッキーやカレンダー、キーホルダーなど貴重なアイテムが揃い、ファンでなくとも手に取りたくなる魅力が詰まっている。
7月28日には、山手線全30駅の背後に眠る歴史・地名・土地の記憶を紐解く書籍「山手線『駅名』の謎」も発売。各駅の由来や謎を丁寧に解き明かした一冊で、開業当初の貴重な駅舎や古地図なども多数収録されている。環状運転100周年を迎えた山手線を知るために、ぜひ手に取ってみてはいかがだろうか。
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タグ : レビュー・コラム
掲載: 2025年10月18日 17:04

