〈タワレコマケプレ〉KING OF ROCK 忌野清志郎特集 〜次世代へ語り継がれる生き様としてのROCK〜

1972年リリースの2ndアルバム。忌野清志郎、林小和生、破廉ケンチの3人編成によるフォークロック時代の代表作。後の豪快なロックサウンドとは一線を画し、バンドの音楽的ルーツを感じさせる、アコースティックギターとウッドベースを基調とした温かく深みのあるサウンドが特徴。

ライブハウスシーンで絶大な人気を獲得する中、リリースされた4枚目のアルバム。仲井戸麗市らの加入でロックバンドへと生まれ変わった彼らが、世間にその名を知らしめるきっかけとなった作品。バンドの代名詞となるヒット曲「トランジスタ・ラジオ」などを収録。

事務所からの独立を経てリリースされた1985年作。RCらしいロックナンバー「SKY PILOT」やPARCOのCMソングにも起用された「すべてはALRIGHT」などを収録。オールドポップ調の楽曲が揃う、充実期を迎えた彼らの魅力が詰まった一枚。

洋楽の名曲に反核・反原発をテーマにした日本語詞を乗せたカバーアルバム。その痛烈な内容が発売中止騒動に発展し、社会現象を巻き起こした。ボブ・ディランの名曲「風に吹かれて」などに込めた強力な政治的メッセージが多くの人々の心を揺さぶった、バンドのキャリアを語る上で欠かせない重要作。

1980年に久保講堂で行われた公演を収録したライブアルバム『RHAPSODY』の完全盤。「ロックン・ロール・ショー」や「いい事ばかりはありゃしない」などオリジナル盤ではカットされていた楽曲やMCも含め、コンサートの始まりから終わりまでを余すことなく収録。

忌野清志郎似のZERRY率いる謎の覆面バンドによる1stアルバム。大企業やメディアといったあらゆる権威を、ユーモアと怒りを武器に批判した痛快な作品。その一方で、アルバムの5曲目に収録されているザ・モンキーズのカバー「デイ・ドリーム・ビリーバー」は大ヒットを記録。亡き母への想いを歌ったとされる歌詞は多くの人々の心を打ち、いつの時代でも歌い継がれてきた名曲として今も輝きを放っている。

1995年に日清パワーステーションで行われたライブ音源を中心に構成されたアルバム。社会への怒りや不満を叩きつける生々しいエネルギーに満ちたステージに加え、アルバムの最後を飾る「サヨナラはしない」では、彼らが持つ優しさや人間味あふれる一面も窺うことができる。

1stアルバム『THE TIMERS』のリリース35周年を記念しリリースされたBOXセット。Disc 1には2024年のリマスター音源、Disc 2には「不死身のタイマーズ」など過去の追加トラックを収録。そして最大の目玉であるDisc 3には、RCサクセションの『COVERS』に収録されている「ラヴ・ミー・テンダー」への伝説的アンサーソング「君はLOVE ME TENDERを聴いたか？」をはじめ、ファン必聴の秘蔵音源が多数収められている。

RCサクセションの活動と並行して発表した初のソロ作。全編ロンドン録音の本作には、ザ・ブロックヘッズや元ザ・クラッシュのトッパー・ヒードンなど、現地の強力なミュージシャンがレコーディングに参加。ソウルとパンクが激しく衝突する、硬質でソリッドなサウンドが魅力の一枚。

忌野清志郎が敬愛するブッカー・T&ザ・MG'sのギタリスト、スティーヴ・クロッパーをプロデューサーに迎えた1992年作。本場メンフィスで録音されたオーセンティックなスタックスサウンドをバックに、清志郎が紡ぐ日本語詞が躍動した、ブルースとソウルへの深い愛情とリスペクトに満ちたアルバム。

1999年発表の3rdソロアルバム。フジロックフェスティバルのテーマソングにもなった『田舎へ行こう！Going Up The Country』をはじめ、複雑なアレンジを削ぎ落としたシンプルで力強いロックナンバーが並ぶ。

2003年リリースの本作は、盟友・三宅伸治との共同プロデュースのもと、プライベートスタジオに気心の知れた百戦錬磨のミュージシャンを集めて制作された。年齢を重ねても衰えることを知らないその歌声には、日本のロックシーンの「王様」としての風格と、どこまでも純粋な音楽への愛情が詰まっている。

前作に続き、三宅伸治とのプライベートスタジオ「ロックン・ロール研究所」から生み出された2005年作。より円熟味を増したシンプル＆タイトなグルーヴに、極上のメロディーが躍動する。こちらは、シングル盤「JUMP」に加え、「COUNTDOWN JAPAN 04/05、05/06」での名演を収録したBlu-ray、さらに平間至撮影の豪華写真集まで付属したデラックスエディション。