Chateau de Versailles Spectacles レーベル~2025年11月発売新譜情報(5タイトル) ~ヴェルサイユ宮殿の音楽レーベル

5タイトル
■作品详情
ヴェルサイユ宮殿が立ち上げたクラシック音楽のレーベル「CVS(Chateau de Versailles Spectacles)から2025年11月発売タイトルをご紹介!
デュメストル&ル・ポエム・アルモニークによる『パーセル:めでたし!輝かしきセシリアよ』や、ジャリ&マルグリット・ルイーズによる『シャルパンティエ:真夜中のミサ曲』、プレヴニャク&ヴェルサイユ王室歌劇場管による『ヴィヴァルディ:グローリアとイメネオ』、『ポルポラ:歌劇《ポリフェーモ》』など5タイトルがリリースされます。
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ヘンリー・パーセル:オード「めでたし!輝かしきセシリアよ」/ジョン・ブロウ: オード「ようこそ、お集まりの皆様がた」
ヴァンサン・デュメストル(指揮)ル・ポエム・アルモニーク、シャルロット・ラ・トロープ(ソプラノ)、ポール=アントワーヌ・ベノス=ジアン(カウンターテナー)、ヒューゴ・ハイマス(テノール)
【ル・ポエム・アルモニークが抜群の相性を示すパーセル録音に新たな名盤】
僅か数人で演奏する歌曲から管弦楽を伴う大合唱まで、多様な編成で17世紀音楽の魅力を解き明かし話題を呼んできたフランスの古楽アンサンブル、ル・ポエム・アルモニーク。
今回は英国バロック最大の天才ヘンリー・パーセルの重要合唱曲をとりあげます。何よりフランス・バロック作品と強い親和性を持つ彼らですが、言語学的・文化的にフランス語社会と切っても切れない関係にあった17世紀英国の音楽とも相性は抜群。音楽の守護聖人として知られた聖セシリアを祝う日のためのパーセルのオードには有名作が2つあり、1682年のやや短い「来たれ、歓喜よ」Z 239は同団体がALPHAに充実した名演を刻んでいます(ALPHA285)が、今回の演目は10年後に書かれた長大な「めでたし!輝かしきセシリアよ」Z 328の方。当時の英国宮廷音楽に多大な影響を与えたフランス宮廷音楽を得意とする団体だけあって、今回も起伏に富んだ音楽展開をきわめて細やかな解釈でじっくり味わわせてくれます。各パート5人ずつからなる合唱の結束力も頼もしく、オーケストラは金管・木管を適宜交えつつの12人編成の弦に通奏低音は鍵盤とテオルボ、ハープも加わり、ガンバのルカス・ぺレスやオルガン&チェンバロのエリザベート・ガイガーなど長年このアンサンブルで活躍を続ける名手たちも健在。併録のブロウ作品は、後にデンマーク王妃に捧げられた曲集『天使アンフィオン』に収録された形とは異なる初期稿での世界初録音です。
(ナクソス・ジャパン)
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マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ: 真夜中のミサ曲、器楽によるノエル集より 他
ガエタン・ジャリ(指揮)マルグリット・ルイーズ、カロリーヌ・アルノー(ソプラノ)、ロマン・シャンピオン(テノール)、マティアス・ヴィダル(テノール)、ダヴィド・ヴィチャク(バリトン)
【本場ヴェルサイユから届いたフランス・バロック屈指の傑作クリスマス音楽】
太陽王ルイ14世の時代を代表する天才でありながら、王室音楽総監督リュリによりフランス王室での活躍機会を阻まれていたシャルパンティエ。とはいえ同時代人たちが彼の才覚に無関心でいられたはずもなく、パリ市内の宗教機関や名士たちからの愛顧は引きも切らず、リュリの歿後は王室の関連組織からも仕事が舞い込んできました。
クリスマスの深夜ミサを彩る音楽として書かれた傑作『真夜中のミサ曲』もリュリ歿後の作で、古くから伝わるノエル(英語圏のキャロルに相当する、主に教会外で歌われた民衆歌)の調べを編み込みながら静謐と祝祭感の間を行き来する音楽の魅力は数世紀後の今も全く色褪せていません。
同じ言語圏で活躍するフランスの演奏団体、マルグリット・ルイーズによる最新録音でこの作品に触れられるのは嬉しい限り。23人編成の合唱に対し、器楽合奏は18人の弦楽器奏者に管楽器では3本のリコーダー、各2本のオーボエとバスーンに合唱を縁取るセルパン(聖歌隊の伴奏に広く用いられていた古い低音管楽器)も加わり、通奏低音は俊才ロリス・バリュカンの弾くオルガンとクラヴサンの他テオルボ奏者も2人参加。指揮のガエタン・ジャリによる大オルガン独奏も交え、他にもシャルパンティエの宗教曲小品やノエル編曲なども収録、清らかで晴れがましい夜を彩るにふさわしい充実盤に仕上がっています。
(ナクソス・ジャパン)
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アントニオ・ヴィヴァルディ: セレナータ 「グローリアとイメネオ」、カンタータ「ため息をついて何になろう」 他
ステファン・プレヴニャク(指揮)ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団、ローガン・ロペス・ゴンザレス(カウンターテナー)、ニコロ・バルドゥッチ(カウンターテナー)
【絶頂期のヴィヴァルディがフランス王ルイ15世の結婚を祝った秘作】
世界的なバロック音楽発信の拠点として注目されるヴェルサイユ宮殿で、数多くのプロジェクトを成功させているバロック・ヴァイオリン奏者ステファン・プレヴニャクの指揮で、ヴィヴァルディの知られざるセレナータが録音されました。
『四季』を含む作品番号8の曲集を刊行した1725年当時、ヴィヴァルディの名声はイタリアはもちろんドイツ、オーストリア、チェコ、フランスなど諸外国にも轟いていました。当時のヴェネツィア駐在フランス大使もその技量をよく認めており、ルイ15世がポーランド王スタニスワフ1世の娘マリアを王妃として迎えた翌週、ヴェネツィア中の要人を招いての大祝宴を開いた際の余興として、全欧州が認める大作曲家ヴィヴァルディの新作「グローリアとイメネオ」を披露させました。急な依頼に対応する必要からか、作曲家は編成を弦楽と独唱2人に絞り、音楽内容も数多くの既存作から転用。とはいえ、古代神話仕立ての寓意人物2人がフランス王室の結婚を寿ぐイタリア語の歌詞に沿わせた音楽の流れは実に自然で起伏に富んでおり、プレヴニャクらの意欲充分な演奏と相俟って極めて新鮮な歌に聴こえます。欧州最前線をゆくカウンターテナー2人の立ち回りも見事。
なお当録音では序曲の欠如を補うべく、冒頭に独奏パートのない協奏曲も1曲収録。末尾の短いカンタータと共に、この作曲家の多芸さと作曲センスを改めて印象づけてやみません。
(ナクソス・ジャパン)
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ニコラ・ポルポラ: 歌劇《ポリフェーモ》(3CD+DVD)
ステファン・プレヴニャク(指揮)ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団、フランコ・ファジョーリ(カウンターテナー)、ユリア・レージネヴァ(ソプラノ)、ポール=アントワーヌ・ベノス=ジアン(カウンターテナー)
【全曲録音!「偉大なるジュピターよ」の美に終わらない二重の恋物語を豪華演奏陣と】
18世紀にオペラ作曲で全欧州を魅了したナポリ楽派の一人ポルポラが、ロンドンでヘンデルに対抗できるオペラ作曲家として人気を博した時期の作品の一つ《ポリフェーモ》全曲録音。18世紀にオープンしたヴェルサイユ王室歌劇場の舞台で、モード界と歌劇界にまたがる才人クリスティアン・ラクロワの衣装、欧州各地の一流歌劇場を沸かせてきたジャスティン・ウェイの演出により行われた華麗な上演舞台がDVDの付いたセットで登場です。羊飼いアーチと恋仲にある海の精ガラテアに恋した一つ目巨人ポリフェーモ、その討伐に乗り出す猛将ウリッセに想いを寄せるガラテアの友カリプソらが繰り広げる愛と争いの物語《ポリフェーモ》は、ヘンデル率いる王室歌劇場の商売敵である貴族オペラが1735年2月に初演した作品。人気絶頂のポルポラがつけた音楽は随所に聴きどころが秘められていますが、大詰めでアーチの蘇生を願うガラテアのアリア「偉大なるジュピターよ」が映画『カストラート』(1995)に使われ、この1曲だけ抜粋される機会こそ多いものの、長大な全曲が紹介される機会はなかなかありません。
古楽のステージで実績十分のプレヴニャク率いる古楽器楽団に、ファジョーリ&レージネヴァという理想的な顔合わせに多忙な名歌手ベノス=ジアンも加わる充実した布陣で、後期バロック・オペラの粋が詰まったこの名作の新録音をじっくりお楽しみ下さい。
※DVDは日本語字幕無し
(ナクソス・ジャパン)
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ホセ・デ・トレス: スペイン王ルイス1世に捧ぐレクイエム 他
アルベルト・ミゲレス・ロウコ(指揮)ロス・エレメントス、エマニュエル・ド・ネグリ(ソプラノ)、ジュディト・スビラナ(メゾ・ソプラノ)、ジェイコブ・ローレンス(テノール)、リザンドロ・アバディ(バス)
【スペイン後期バロックの魅力十分! ギャラント様式へ向かう旋律美】
大クープランやアルビノーニ、カルダーラ等と同世代、ヴィヴァルディより8歳年上のスペイン人作曲家トレスが、スペイン王ルイス1世の死に寄せたレクイエムを中心とする選曲。マドリードで生まれ早くから王室聖歌隊のオルガン奏者を務めたトレスは、ハプスブルク家断絶後のスペインで王位を得たブルボン家のフィリップ(フェリペ5世)に長く仕え、作曲家としては1734年の火災で多く焼失した王室礼拝のための音楽の再拡充に邁進。長くスペイン支配下にあったナポリ王国の作曲家たちにも通じる、後期バロックの旋律美と多声書法が入り混じった名品を多く残しました。
父フェリペ5世から王位を禅譲されるも数か月で亡くなったルイス1世の死を悼むレクイエムは、1725年の作。ヴァイオリン3部+低音のスペイン王室式弦楽に金管・木管が加わる合奏に支えられ、メロディアスな展開に効果的な半音階が入り混じる明晰かつ荘厳な音楽を合唱・独唱で歌い上げてゆく充実作です。
悲痛なファンファーレを響かせる弱音器付きトランペットのパートは、本盤では名手J-F.マドゥーフらが演奏。スペインの古楽器集団ロス・エレメントスを率いるアルベルト・ミゲレス・ロウコは1994年ラ・コルーニャ生まれの若きスペイン人テノール歌手。共に作曲家として大成したトレスの2人の後輩、ネブラの器楽曲とコルセッリの劇的迫力十分な「怒りの日」含め、ギャラント様式全盛期へ向かうスリリングな音楽を堪能させてくれます。
(ナクソス・ジャパン)
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Chateau de Versailles Spectacles レーベル~2025年1月~10月発売タイトル
类别:新品发布
掲載: 2025年10月08日 16:00