予告編だけで世界がざわめく!ネタバレ前に原作「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を予習しよう

2026年に日本公開が決まっている映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。原作はアンディ・ウィアーによる同名のエンターテインメント小説で、「ネタバレ厳禁」作品として知られている。
●世界が熱狂するアンディ・ウィアー作品の魅力
2025年6月30日に映画の予告編が解禁されると、公開後わずか1週間で累計4億回再生を記録。それほど世界中から注目されている作品だ。
ネット上では「原作未読の人は予告を観る前に本を読むべき」「映画館で予告が流れたら目と耳をふさいだほうがいい」といったネタバレを気にする声が続出。出版元の早川書房公式Xも当時実施していた電子書籍版セールをアピールしつつ、「予告編をご覧になる前に、まずはこちらからいかがでしょうか……?」と投稿したほどだ。
原作者アンディ・ウィアーは日本でもファンが多く、デビュー作である「火星の人」が世界的なベストセラーとなり、『オデッセイ』として映画化されたことでも有名だ。監督を務めたのは、『エイリアン』や『ブレードランナー』などで知られる巨匠リドリー・スコット。たったひとりで火星に取り残されてしまった宇宙飛行士マーク・ワトニーをマット・デイモンが演じ、限られた食料や物資、科学知識を駆使してたくましく生き延びる姿が描かれた。
映像化には至っていないが、2018年1月に邦訳版が刊行されたウィアーの第2作目となる「アルテミス」も人気が高い。舞台となる人類初の月面都市アルテミスでは、直径500メートルの空間に建造された5つのドームで2000人の住民が生活を送っている。アルテミスで暮らしながら密輸業で生計を立てている女性ジャズ・バシャラが本作の主人公。ジャズが大物実業家から依頼された謎の仕事が、実は月の未来を左右する陰謀につながっていたというストーリーだ。
話題の「プロジェクト・ヘイル・メアリー」では、未知の物質の影響により地球が氷河期に突入しつつあるという未曾有の危機に直面。宇宙へ飛び立ったひとりの男が、人類存亡をかけたミッションに挑む。映画公開はまだ先だが、今後も続々と新情報が解禁されるはず。まずは「ネタバレ厳禁」と名高い原作小説の魅力をじっくり堪能して、映画への期待を膨らませてほしい。
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掲載: 2025年10月03日 21:13

