〈タワレコマケプレ〉Led Zeppelin（レッド・ツェッペリン）アナログレコード特集～ロック史に刻まれた、不滅のサウンド～

ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナム。ブルースを基盤にこの4人が生み出したヘヴィでサイケデリックなサウンドで、世界に衝撃を与えた歴史的1stアルバム。ハードロックの夜明けを告げた、ロック史に輝く不朽の金字塔。

デビュー作以上の衝撃を与えた、傑作2ndアルバム。本作は、オープニング曲「Whole Lotta Love」やジョン・ボーナムのドラムソロをフィーチャーした「Moby Dick」など、前作同様ブルースを基盤としつつ、よりギターリフ主体のヘヴィで攻撃的なサウンドへと進化。バンドのサウンドを確立すると同時にハードロックの基礎を築き上げた、ロック史において避けては通れない一枚。

それまでのハードロック路線から大きく舵を切り、アコースティックなサウンドを大胆に導入した3rdアルバム。ロバート・プラントの雄叫びが炸裂する「Immigrant Song」で幕を開けつつ、アルバム全体としては英国フォークに根差した牧歌的でオーガニックな空気感が漂っている。リリース当初こそ賛否両論を呼んだものの、後に生まれる名曲「Stairway to Heaven」へと繋がる静と動を融合した作風で、バンドの芸術的な奥深さを証明した野心作。

これまでのアルバムで追求してきたハードロック、フォーク、ブルースといった要素を完璧に融合・昇華し結実させた、バンドの一つの到達点といえる最高傑作。本作に正式なタイトルはなく、ジャケットにも一切のクレジットや情報が記載されていない。そこには、純粋に音楽だけで評価されたいという、彼らの自信と反骨精神が込められている。圧倒的なパワーを証明する「Black Dog」や「Rock and Roll」、そしてバンドのキャリアを象徴する一曲「Stairway to Heaven」など、珠玉の名曲の数々を収録。商業・批評の両面で絶大な成功を収めた、「史上最高のロックアルバム」の一枚。

自主レーベルからの第1弾として1975年にリリースされた、バンド初の2枚組アルバム。質の高い新曲に過去の未発表曲を加えた本作は、これぞレッド・ツェッペリンといった強烈なリフが炸裂するヘヴィロックナンバー「Custard Pie」からファンクに接近した「Trampled Under Foot」、ストリングスを多用した壮大な「Kashmir」まで、バンドの幅広い音楽性を堪能できる。彼らの絶頂期を象徴する作品として、今なお輝きを放っている。

1976年リリースの7thアルバム。ロバート・プラントの怪我という逆境の中、ジミー・ペイジ主導の下短期間で制作された切迫感が、アコースティック楽器やキーボードを排したソリッドな音に直結し、バンド史上最もストレートで硬質なサウンドを生み出している。オープニングを飾る楽曲「Achilles Last Stand」に象徴される通り、彼らの圧倒的な演奏力とロックバンドとしての本質が剥き出しになった傑作。

ジョン・ボーナム急逝によるバンド解散後、ジミー・ペイジが未発表音源を編纂してリリースした最後のスタジオ・アルバム。初期のライブ音源にオーバーダブを施した「We're Gonna Groove」から『III』のアウトテイク「Poor Tom」、ボンゾのドラムソロにペイジが手を加えた「Bonzo's Montreux」まで、キャリアを総括する多彩な楽曲を収録。バンドの歴史を補完する貴重な音源集であり、まさにファンへの最後の贈り物となった最終楽章。

1997年に発売された『The Complete BBC Sessions』に、ジミー・ペイジ自身による最新リマスターを施し、さらに貴重な未発表音源を加えた豪華デラックス・エディション。長年失われたとされてきた1969年3月の「ロスト・セッション」や貴重な別テイクも初収録され、デビュー直後の試行錯誤を垣間見ることができる。

1972年、絶頂期のバンドが繰り広げた神懸かり的なUSツアーを記録した名盤『How the West Was Won』。本作はその2018年最新リマスター盤。ジミー・ペイジ監修による最高の音質で彼らの演奏を体感できる、バンドの真の姿を捉えた傑作ライブアルバム。

27年ぶりに行われた2007年の一夜限りの再結成ライブを完全収録。オリジナルメンバー3人に、ドラムとして故ジョン・ボーナムの息子ジェイソンが加わったことで、『祭典の日』の名にふさわしい、まさに奇跡の一夜が実現。バンドの偉大さを改めて証明した、ロック史に刻まれる作品。