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公演が迫るミュージカルでは加藤清史郎が“夜神月”を担当!社会現象化した「デスノート」の功績を振り返る

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2025年11月24日から「東京建物 Brillia HALL」にて公演が始まる『デスノート THE MUSICAL』。主人公の“夜神月”を加藤清史郎渡邉蒼がダブルキャストで務めることが決定している。今回は連載終了から約20年を経た今も、人々を魅了し続けている「DEATH NOTE」の功績について紹介したい。

●いまもなお愛される「デスノート」の魅力とは

「DEATH NOTE」が「週刊少年ジャンプ」で連載され始めたのは2003年のこと。「そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ」という、死神が落とした“デスノート”。恐ろしい能力を持つノートを使い、世の中に溢れる犯罪者たちを次々と死に追いやる主人公・夜神月と、天才探偵“L”の頭脳戦が描かれた漫画だ。

犯罪者に制裁を加えるといっても、殺人は殺人。デスノートを使う主人公は救世主か独裁的殺人者なのかという議論を呼んだ本作は、社会現象を巻き起こすことになった。全12巻ながらも、コミックスの累計発行部数は現在までに3000万部を突破している。

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メディアミックスも相次ぎ、2006年には実写映画化が実現。主人公の夜神月を藤原竜也が、“L”を松山ケンイチが演じ、前編・後編合わせて興行収入約80億円を記録した。

同年にはアニメ化も果たしており、夜神月役を宮野真守、L役を山口勝平が担当。さらに実写映画に引き続き、死神・リュークの声を中村獅童が務めた。

ミュージカル版『デスノート』だが、2015年に日本で世界初演を迎えたことを皮きりに、同年韓国でも現地キャストによる上演を開始。17年、22年、23年と再演を重ね、韓国でも全日程即完売という快挙を成し遂げた。22年には年間ベストミュージカル作品賞を受賞。23年にはロンドンにてコンサートバージョンが上演され、全公演完売の盛況ぶりをみせた。

初演から10年の節目となる今回の公演では、初演オリジナルキャストの浦井健治と濱田めぐみが8年振りに帰ってくることでも話題になっている。

そんな「DEATH NOTE」をあらためて楽しみたいという人には、「DEATH NOTE短編集」がおすすめ。死神・リュークと出会った新たなノート保持者・田中実が、デスノートを意外な方法で利用する「aキラ編」や、「DEATH NOTE」連載前の読み切り「鏡太郎編」などが収録されている。本編では描かれなかった物語に触れることで、さらに「DEATH NOTE」の世界へ没頭できるのではないだろうか。

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タグ : レビュー・コラム

掲載: 2025年09月23日 18:00