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「タイパ文芸」の代表作!140文字で紡がれた物語集「すべての恋が終わるとしても」がドラマ化

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冬野夜空による短編集を原作としたドラマ「すべての恋が終わるとしても」が、10月からスタートする。若者を中心にヒットした同作には、どんな魅力があるのだろうか。

●シリーズ累計発行部数55万部を突破した原作

原作は旧Twitterに投稿されていた、1投稿で読みきれる140字以内の物語を短編集として書籍化したもの。「140字の恋の話」「140字のさよならの話」「140字の忘れられない恋」の全3巻構成となっており、恋愛の甘さや切なさが短い物語に凝縮されている。その内容がとくに若い世代の共感を呼び、短い時間で物語が楽しめる「タイパ文芸」としても話題となった。

ちなみに「タイパ」とは「タイムパフォーマンス」の略称。費やした時間に対する成果や満足度のことで、いわゆるZ世代と呼ばれる若い世代を中心に使われている言葉だ。TikTokやYouTubeショート動画などの流行により、タイパを重視する若者が増加。そのニーズに「すべての恋が終わるとしても」の手軽さは見事にマッチしていたのだろう。

ドラマでは、原作全3巻に収録された146のエピソードから8つの物語をモチーフとして抽出し、連続ドラマとして描かれる。どのエピソードが映像化されるのかも、ファンが注目しているポイントだ。

葵わかな神尾楓珠がW主演を務め、脚本はドラマ「Eye Love You」や「フェルマーの料理」などを手掛けた三浦希紗が担当。監督は松本花奈と今和紀が務める。

葵が演じる羽沢由宇と、神尾演じる大崎真央は高校の同級生で、卒業式の日に付き合い始めた恋人同士。しかし大学進学を機に遠距離となった2人は、次第にすれ違っていく。主役の2人を中心に、高校・大学・社会人と変わっていく環境の中でもがく男女8人の恋愛模様を、切なくもリアルに描いた群像ラブストーリーとなっている。

さらに同作のショートドラマ制作も決定。テレビ放送本編では描かれない、原作エピソードをもとにしたドラマが描かれる。ニュースアプリ「SmartNews」で9月から合計10本の配信が予定されており、こちらも楽しみにしたい。

原作小説である「すべての恋が終わるとしても」シリーズは1つのエピソードが短く読みやすいため、日ごろあまり読書をしないという人にもおすすめ。ドラマ化も控えたこのタイミングに合わせて、ぜひ手に取ってみてほしい。

●ドラマ「すべての恋が終わるとしても」キャスト&スタッフ

■出演
葵わかな 神尾楓珠

藤原丈一郎(なにわ男子)
本田望結
山下幸輝
大塚萌香

白洲迅
市川由衣

■脚本
三浦希紗

■音楽
岩本裕司

■監督
松本花奈 今和紀

■チーフプロデューサー
辻知奈美

■プロデューサー
小森千裕 細野夏希
矢内達也(ABCリブラ) 川西琢(ABCリブラ)

■制作協力
ABCリブラ
制作著作
ABCテレビ

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タグ : レビュー・コラム STARTO

掲載: 2025年08月28日 09:48