注目アイテム詳細

パーヴォ・ヤルヴィ&エストニア祝祭管 『アルヴォ・ペルト: クレド、シルエット、カントゥス、フラトレス』 生誕90歳記念 2025年10月9日発売

アルヴォ・ペルト: クレド、シルエット、カントゥス、フラトレス

90歳を祝う、パーヴォ・ヤルヴィが描く盟友アルヴォ・ペルトの世界

CD


■作品详情

2025年9月11日に90歳を迎えるエストニアの作曲家アルヴォ・ペルト。同じくエストニアの音楽一家に育ったパーヴォ・ヤルヴィにとって、幼い頃からペルトは「デニム・ジャケットに野球帽を冠ったスーパークールな友人」だったとのこと。
これまで世界各地でペルト作品を演奏してきたほか複数の録音も残しているパーヴォですが、作曲家90歳を祝うプロジェクトにあたり、これまで演奏したいと常に願っていたという「クレド」を遂に録音、記念碑的な一枚としました。
ペルトの作風の転換期に書かれた「クレド」は、後年に通じる美しさのほか前衛と攻撃性を併せ持った、合唱と管弦楽、そしてピアノという編成の作品。キリストの「山上の垂訓」にある「悪に悪をもって報いるなかれ」という教えの本質を結晶化しようとしたもので、1968年ソヴィエト連邦時代のタリン(現エストニア首都)で、パーヴォの父ネーメ・ヤルヴィの指揮によって初演されています。
合唱と管弦楽の大胆なやり取りを経て、ピアノが引用するバッハの「平均律第1巻第1番プレリュード」から大きなクライマックスが形作られる構成で、初演は聴衆の熱狂的な支持を持って迎えられますが、ソヴィエト当局はこれを政治的な挑発とみなしその後の演奏を禁止してしまいました。これにより、かねてから目を付けられていたというネーメがブラックリストに載せられたことが決め手となってエストニアを去る決断を生み、パーヴォを含むヤルヴィ一家は1980年、アメリカへと出国しています。
一方「シルエット」はエッフェル塔設計者であるギュスターヴ・エッフェルへのオマージュとされており、鐘を伴うペルトらしいオープニングからワルツの主部へ発展、近現代フランス音楽の影響もうかがえ、ペルトの作風の進化を感じさせるもの。
パーヴォ・ヤルヴィと当時音楽監督を務めていたパリ管弦楽団に捧げられ、オープンしたばかりだったフィラルモニー・ド・パリで2015年に初演、2017年2月のN響公演で日本初演も行われましたが、録音は今回が初めてとのことです。
他にパーヴォが得意とする「フラトレス」や「カントゥス」などを収録。
自身の音楽的経歴と深く関わるこれらの作品を、パーヴォが篤い共感を持ってダイナミックに、また深く祈るように織り上げています。レンジが広く解像度の高い録音もたいへん効果的。
(ナクソス・ジャパン)

■收录曲目

アルヴォ・ペルト(1935-):
1. ラ・シンドーネ(トリノの聖骸布)
2. フラトレス
3. スワンソング
4. レナルトの追憶に
5. 主よ、平和を与えたまえ
6. シルエット …世界初録音7
. カントゥス - ベンジャミン・ブリテンの思い出に
8. わが道は山谷あり
9. クレド
10. エストニアの子守歌

【演奏】
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
エストニア祝祭管弦楽団

カレ・ランダル(ピアノ)…9
エストニア国立男声合唱団…9
エレルヘイン少女合唱団…9、10
エレルヘイン・アルムナイ合唱団…9

【録音】
2025年7月 エストニア、パルヌ・コンサートホール

収録時間: 74分

▼▼同时推荐▼▼

パーヴォ・ヤルヴィのアルヴォ・ペルト


ゲオルギス・オソーキンス/For Arvo


ヤーン=エイク・トゥルヴェ&ヴォックス・クラマンティス/ペルト:And I heard a voice


オヌテ・グラジーニテ、エドワード・キング、アイディア室内合唱団/鏡の中の鏡


パーヴォ・ヤルヴィ

类别:新品发布

掲載: 2025年08月26日 17:00