〈タワレコマケプレ〉“ポスト・シティポップ” 近年注目を集めるジャパニーズ・フュージョンを大特集！

日本のジャズ・フュージョン黎明期を彩った名ピアニスト、益田幹夫による1978年作。アルバム全体を貫く心地よいエレクトリック・ピアノの音色と、渡辺香津美や秋山一将といった名手たちによる高度な演奏技術が見事に結実した一枚。タイトなリズム隊が牽引する「Funky Wave」、秋山一将のボーカルをフィーチャーした「Keep On Loving」など、ファンクからメロウまで存分に堪能できる良作。

YMOのサポート・ギタリストとしても名を馳せる大村憲司の1983年作。吉田美奈子をコーラスに迎えたSteely Danの秀逸なレゲエカバー「Rikki Don't Lose That Number」や、ニューウェーブファンク「外人天国」など、バレアリック感覚に満ちたDJユースな名曲を多数収録。

『シティポップの基本』の著者・栗本斉が選曲する、ジャパニーズ・フュージョン・コンピ。70～80年代の音源から、有名曲に縛られず「今聴いて新鮮な楽曲」を厳選。シティポップファンやDJに響く選曲と、ステレオテニスが手掛けた80’sテイストのジャケットも魅力。

深町純プロデュースによる記念すべきファースト・アルバム。坂本龍一、林立夫らが参加。テクニックを誇示するのではなく、肩の力が抜けた味わい深いアンサンブルが心地よい。ジャズの名曲やエリック・クラプトンのカバーで聴かせる、リラックスしたボーカルも魅力。

リー・リトナーやハーヴィー・メイソンなど、本場のトッププレイヤー達と共にロサンゼルスでレコーディングされた、高中正義の3rdアルバム。彼の代名詞である"歌う"ギターが、西海岸の爽やかな空気をまとったサウンドと一体となった躍動感溢れる作品。

山下達郎のツアーでも活躍するピアニスト野力奏一。彼が率いるNORIKIの1984年リリースのセカンド・アルバム。前作に続き国分友里恵をヴォーカルに迎えたアーバンなキラーチューン「NIGHT LIGHTS」を筆頭に、爽快でライトメロウなフュージョンを満載した傑作。

カシオペアのリーダー兼ギタリスト、野呂一生が1985年にリリースした初のソロアルバム。ロサンゼルスで録音された本作は、カシオペアのテクニカルなバンドサウンドとは一線を画す、スムースで心地よいメロウネスに満ちた作品となっている。冒頭を飾るトロピカルな「BRIGHT TIMES」や、アーバン・ブギー「THE MESSAGE IN THE NIGHT」など、シティ・ポップの文脈でも語られるべき洗練された楽曲を収録。彼のソロアーティストとしての才能を証明した、日本のフュージョン史における重要作の一つ。

渡辺香津美のキャリアを代表するニューヨーク録音の1980年作。漆黒のジャズファンク「Black Canal」やスピリチュアルなピアノと繊細なアコースティックギターの絡みが秀逸なタイトル曲「TO CHI KA」などを収録。確かな演奏力と洗練されたアレンジが同居した一枚。

デビュー50周年を記念してリリースされた、高音質SHM-CD仕様のボックスセット。これまで入手困難とされていた1980年代以降に発表した「12インチシングル」「ミニアルバム」そして「リミックス・ベスト」の計7作品を収録。

2019年に東京・芝メルパルクホールで行われたCASIOPEAデビュー40周年記念ツアーのファイナル公演を収めたライブ盤。スペシャルゲストに米米CLUBのホーンセクション「BIG HORNS BEE」を迎えた白熱のステージを、最高のマスタリングを施した高音質Blu-spec CD2仕様にて収録。

大野雄二による『ルパン三世』サントラ盤で、名盤『Isn’t It Lupintic?』の続編。フュージョン色の強かった前作から一転、本作はよりジャジーでクールなサウンドを展開。2000年のTVスペシャル「1＄マネーウォーズ」使用曲などを収録。

松岡直也の1985年作。“リゾートで過ごす夏の休日”をテーマにしたサマー・フュージョン。ラテンを取り入れた躍動的あふれるリズムに流麗なメロディが見事に調和した、これぞ“松岡節”と呼ぶにふさわしい一枚。