ついに「ひろしの昼メシ」もアニメ化!まだまだ広がり続ける『クレしん』の世界
1990年に連載がスタートし、2025年で35周年を迎える「クレヨンしんちゃん」。原作漫画から始まり、テレビアニメ、映画、さらにはスピンオフ作品へと広がり、その世界観はますます広がり続けている。
▶コミック『クレヨンしんちゃん』一覧はこちら。
▶コミック『新クレヨンしんちゃん』一覧はこちら。
●世界へ広がる“しんちゃん”の魅力
子ども向けのイメージが強い作品ではあるが、実は原作が連載されていたのは青年コミック誌のパイオニアとも呼ばれる「Weekly漫画アクション」。同誌は30~40代の男性読者が多いコミック誌で、モンキー・パンチの「ルパン三世」や石ノ森章太郎の「009ノ1」などを連載していた。
1992年にはアニメの放送がスタートし、翌1993年には劇場版第1作が公開。それ以来、毎年新作映画が製作される定番のシリーズとして親しまれてきた。2025年8月8日には、最新映画『超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』の公開も予定されており、その勢いは今もなお衰えていない。
▶TVアニメ『クレヨンしんちゃん』傑作選はこちら。
また、アニメは日本国内にとどまらず、世界各国で放送されてきた。1995年の香港を皮切りに、タイ、韓国、台湾などのアジア圏から、スペイン、イギリス、ドイツ、フランスなど様々な国にまで拡大。原作漫画は20以上の国と地域で翻訳・出版されており、国境を越えて愛されるキャラクターへと成長した。
さらに、幅広い展開をみせているスピンオフ作品も要チェックだ。作中に登場するヒーロー“アクション仮面”を主役とした本格アクション漫画「アクション仮面」や、野原家の愛犬シロを主人公にしたアニメ『SUPER SHIRO』、そして父・野原ひろしの昼メシにまつわる出来事を描いた異色のメシ漫画「野原ひろし 昼メシの流儀」など、多彩なスピンオフ作品が生まれている。「野原ひろし 昼メシの流儀」は2025年10月からアニメ放送が決定しており、スピンオフ作品初のアニメ化にも注目が集まっている。
▶コミック『野原ひろし 昼メシの流儀』傑作選はこちら。
35年という歳月の中で様々な広がりを見せてきた「クレしん」。原作は「新クレヨンしんちゃん」の第14巻まで刊行されている。アニメや映画、スピンオフ作品で親しんできたファンも、原作漫画に触れることで「クレしん」の新たな魅力を発見できるだろう。
タグ : レビュー・コラム
掲載: 2025年07月03日 10:59