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スクリーンに蘇る『あぶない刑事』!丸の内TOEIで見届ける伝説の名シリーズをおさらい

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7月に閉館を迎える銀座の映画館「丸の内TOEI」。長く愛されてきた同館のフィナーレを飾る「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトでは、様々なイベントが展開中だ。そのひとつが、『あぶない刑事』シリーズの過去作上映会。主人公タカ&ユージを演じた、舘ひろし柴田恭兵の登壇による舞台挨拶も大きな話題を呼んだ。昨年にはシリーズ最新作も上映された同シリーズの軌跡を、今一度振り返ってみたい。

●型破りなスタイルで一世を風靡した“あぶデカ”の誕生と軌跡

昭和の刑事ドラマの常識を覆す破天荒なアクションに軽妙なユーモア、そしてスタイリッシュな演出がヒットした“あぶデカ”シリーズ。1986年にスタートしたTVドラマでは、舘ひろし演じるタカと柴田恭兵演じるユージのコンビが存在感を放ち、そのファッションやバイク、タバコといったスタイルは一大ブームに。当初2クールの予定だった放送が、1年間に延長される異例の大ヒットとなった。

TVシリーズ終了後、間を空けずに映画化されたのも当時としては斬新。映画『あぶない刑事』を皮切りに、翌年には映画『またまたあぶない刑事』、さらにドラマ『もっとあぶない刑事』、映画三作目『もっともあぶない刑事』と立て続けに作品が登場。“あぶ刑事”は確固たる人気シリーズへと成長していった。

1989年の『もっともあぶない刑事』で一度幕を下ろしたが、根強い支持を受け1996年に映画『あぶない刑事リターンズ』で復活。前作で壊滅した敵組織「銀星会」に代わり国際テロ組織が登場するなど、物語は新たな展開を見せた。

続く1998年の『あぶない刑事フォーエヴァー』では、前編がTV、後編が映画という当時としては革新的なメディアミックスが採用される。2005年には初の海外ロケを敢行した『まだまだあぶない刑事』が公開。タカとユージの年齢や体力などのリアルな変化を、コミカルかつ渋く巧みに反映させた作品となった。

そして2016年。定年退職を5日後に控えた2人を描いた『さらば あぶない刑事』が公開され、ついにシリーズ完結が宣言される。

これでさすがに完結と思われた“あぶデカ”だったが、なおも続くファンからの熱い要望に応え、令和の時代に『帰ってきた あぶない刑事』として復活。ファンからは喜びの声が相次いだ。

シリーズの長い軌跡をさらに味わいたい人には、ファンブック「あぶない刑事マニアックス」もおすすめ。ストーリー解説はもちろん、現在と放送当時を比較したロケ地紹介や、マニア垂涎のお宝グッズの写真が満載。“あぶデカ”の世界観にどっぷりと浸ってみてはいかがだろうか。

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タグ : レビュー・コラム

掲載: 2025年06月25日 10:42