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伊藤英明の“強面”役作りも話題!極道漫画「ドンケツ」シリーズを振り返ろう

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2025年4月25日から「DMM TV」にて独占配信中のドラマ『ドンケツ』。漫画家・たーしによる極道漫画を原作に実写化されたのだが、ファンからの熱い要望で年内にシーズン2も配信されることが発表された。今回は視聴者を虜にして離さない「ドンケツ」について深堀りしていこう。

●最強なのに“どんけつ”主人公

「ドンケツ」は九州最大の極道組織“月輪会(がちりんかい)”のなかでも、武闘派で鳴らす“孤月組(こげつぐみ)”で最強と恐れられるヤクザ、沢田マサトシが主人公の物語。沢田はかつて敵対する組事務所にロケットランチャーをぶちこみ破壊したという伝説を持ち、以来「ロケマサ」の異名で呼ばれるように。

しかしヤクザたちから恐れられる一方で、誰彼構わず腕力に物を言わせ喧嘩をしたり、問題ばかり起こす傍若無人な性格などが災いし、いつまでも出世できない“どんけつ”ヤクザでもあった。

実写ドラマで沢田を演じているのが、俳優の伊藤英明。作中ではパンチパーマに細い眉と超強面に変身しており、パッと見では伊藤だと気づかない人も多いのではないだろうか。実際、伊藤の変貌ぶりにXでは「伊藤英明さんがハマり役すぎる」「役作りがすごい」「まじでロケマサすぎる」などの称賛の声が寄せられ話題になっていた。

実は原作の「ドンケツ」は、「ヤングキング」にて2011年から2019年までの連載を第1部とし、一旦終了している。続編の「ドンケツ 第2章」も同じく2019年から2023年まで同誌で連載していたが、2024年からは「ヤングキングBULL」に移籍し、現在も連載中だ。

▶コミック「ドンケツ」一覧はこちら

「ドンケツ 第2章」は、前作から3年後の世界を舞台に、組織に属さないワルやあくどい外国人、いわゆる実態不明の“いろんなヤツ”が暗躍する話になっている。現代の日本の社会情勢が背景にみえる内容なのも見所のひとつだろう。

ちなみに、2013年からは「ドンケツ外伝」も連載開始しており、こちらの作品は“ロケマサ”こと沢田マサトシ周辺の任侠男達がメインの、オムニバス的ストーリー集になっている。

▶コミック「ドンケツ外伝」一覧はこちら

また、“たーし黙認スピンオフ”として「ビリケツ」も登場。なんと同作は「ドンケツ」をBL漫画化した作品だという。裏社会という設定は保ちつつも恋愛要素を含んだ作品は、また違った面白さを感じることができるだろう。

実写作品のシリーズ化も決まり、ますます注目を集める「ドンケツ」。まずは原作をチェックした後、スピンオフ集も制覇して「ドンケツ」の世界にどっぷり浸ってみてほしい。

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タグ : レビュー・コラム

掲載: 2025年06月20日 15:57