原作漫画と同名の最新アニメも話題!広がりつづける「攻殻機動隊」シリーズの世界

不屈の人気を誇る「攻殻機動隊」の新作TVアニメが2026年に放送される。アニメタイトルは『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』。士郎正宗による原作漫画の第1巻と全く同じタイトルということもあり、ファンからの期待や注目度も高まっているようだ。
●異なる世界線やスピンオフ作品も多数!複雑なストーリーも魅力
同漫画は「第4次非核大戦」後の西暦2029年の日本が舞台。犯罪の芽を探し出し、事前に除去することを目的とした攻性の組織・公安9課(俗称「攻殻機動隊」)が数々の事件を解決していくというストーリーだ。
本作品のメイン主人公は、公安9課に所属する草薙素子。しかし、このシリーズには彼女の行動が異なる2つの世界線があることをご存じだろうか?
押井守による映画『GHOST IN THE SHELL』『イノセンス』は、原作漫画に準拠したストーリーの世界線。それ以外の作品(神山健治による「S.A.C」シリーズ、黄瀬和哉による「ARISE」)は原作とは異なるパラレルワールドの世界戦が描かれており、それぞれ監督によって設定や解釈も異なる。初見ではなかなかストーリーの理解が難しい本作品だが、このポイントを押さえておくことで「攻殻機動隊」の世界をより楽しむことができるはずだ。
他にもスピンオフ作品も数多く展開されており、作中に出てくる戦闘ロボット「タチコマ」を主人公にしたコメディタッチの短編アニメ「タチコマな日々」も人気。元々はTVアニメシリーズ「S.A.C」の特典映像だったが、2011年には劇場版の本編と同時上映作品として映画化もされている。
最近では、草薙素子が去った後の公安9課メンバーの日常を描くスピンオフ「攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM」が「コミックDAYS」ほかで連載。2025年4月21日に最終回を迎え、コミックスは最新7巻までが好評発売中だ。
いまだ人気が衰えずファンが増え続けている「攻殻機動隊」。新作アニメの放送が来年に控えている今、まだ本作品を見たことがないという人もこの機会にぜひ触れてみてほしい。
タグ : レビュー・コラム
掲載: 2025年05月16日 14:39

