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〈タワレコ限定・高音質〉ブロムシュテット&SKD~R.シュトラウス:管弦楽曲集(3枚組)世界初SACD化

ヘルベルト・ブロムシュテット

タワーレコード・オリジナル企画盤  日本コロムビア x TOWER RECORDS
タワーレコード SACD化プロジェクト最新作 The Valued Collection Platinum
「DENON原盤 ORTマスタリング」 SACDシリーズ
最新 第3回発売 名盤1タイトル 限定盤

ブロムシュテット&ドレスデン・シュターツカペレによる
R.シュトラウス:管弦楽曲集(アルバム3枚分)
ORTマスタリングでハイレゾ音源として鮮やかに蘇った不滅の名演!
原音に忠実に、CD層含め完全新規でマスタリング。世界初SACD化

R.シュトラウス:英雄の生涯、ツァラトゥストラはかく語りき、ドン・ファン、ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら、変容、死と変容(1984,1987,1989年録音)
2022年にORTマスタリングを行いSACD化
~ORTはSACDの魅力を進化させる技術であることを感じた。(中略)ORTマスタリングは、低歪化による音質クオリティーが強化されていることも注目できる素晴らしい技術である。(福田雅光氏)
2022年7月20日(水) 発売予定
SACDハイブリッド盤 3枚組 特別価格 6,380円(税込)
マスタリング・エンジニア:毛利 篤 氏(日本コロムビア)
初出時のオリジナル・ジャケット・デザイン使用
企画・販売:TOWER RECORDS
発売:日本コロムビア株式会社

 

新規のSACD化企画としてスタートしました2022年4月発売のスウィトナー&SKBによるベートーヴェン:交響曲全集、第2弾となるブロムシュテットとSKDが1980年代初めに収録した、モーツァルトの交響曲集とブルックナーの交響曲第4番と第7番に続き、最新第3弾は同じくブロムシュテットとSKDとの6曲のR.シュトラウスの管弦楽曲集を3枚組でリリースします。これらをもって両者とのDENON録音は終了しましたが、録音も素晴らしく、未だに評価の高い盤です。
当時の日本コロムビアとドイツ・シャルプラッテンとの共同制作で収録された初期デジタル音源の名盤が、この度SACDとして新規で復活します。従来、この時期の音源を再生するにはCDスペックが相応しい、もしくは十分であるという意見がほとんどでしたが、日本コロムビアが開発した”ORTマスタリング”技術を用い、高音質音源として発売することにいたしました。SACDとしては初期デジタル音源を復刻する手法は大分前からありましたが、当社では例外を除いてこれまでリリースを行ってきませんでしたが、最新のマスタリング技術向上に伴い、この機会に、ハイレゾ音源としては”失われた時代”とも言える名盤の数々を今後も取り上げていきたいと考えています。”ORTマスタリング”により、楽音本来の豊かな音色やなめらかさ、そしてホールの響き感などが復活、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届けします。尚、CD層も今回の最新マスタリングを反映しています。”ORTマスタリング”の詳細は後述しておりますので、参照ください。

<今回の制作に関しまして>~「ORTマスタリング」を採用したSACDハイブリッド化企画、本格開始
 これまでタワーレコードによるSACD企画は、アナログで収録されたアナログ・マスターテープを使用して最新でハイレゾ化を行ったマスターを元に復刻してきました。例え過去にSACD化されたことがある音源でも、マスタリング含む工程を最新で行うことにより、従来を超える音質や鮮度を獲得してきたことはご存知の通りです。

 しかしながら、1970年代後半から徐々にスタンダードとなったデジタル録音時期、特に巨匠と呼ばれた指揮者や演奏者がまだ多く存在していた最盛期にも多くの名盤が存在します。特に晩年の最高のパフォーマンス時期に収録された盤が、ちょうどデジタル録音の最初期に当たっていたというケースが多いことに(音質的に)愕然とする方も多いのではないでしょうか。録音史的には最盛期とも言えるこの時期の録音スペックは、現在では物足りない(捉えきれていない)のではという指摘があることは確かです。その時期の音源を再生するにはCDスペックが相応しい、もしくは十分であると考える方も少なくありません。

 一方、ハイスペックで聴くことができないその"失われた時代"の音質を何とかして向上できないか、という試みもこれまでマスタリングや物理的なプレス過程等では多く行われてきました。しかし、元々収録されたスペックや録音状態からアナログ音源を最新で復刻した時と比較すると、アナログ録音の最新復刻のような劇的な改善とまでは至らないと言えます。

そのような中、2015年に主に配信用として日本コロムビアさんが“画期的なハイレゾ・アップコンバート技術"の実用化を行っていたことがわかりました。CDへの応用はほぼない状況でしたが、2020年の当社の企画盤でスプラフォン原盤のノイマン/マーラー:交響曲全集(TWSA1070)をSACDで復刻するにあたり、どうしても3曲あるデジタル録音も入れた全集にするべく、テストケースとして「ORTマスタリング」を採用しました。その結果は良好で検証も行った結果、元の録音状態にもちろん左右されるものの、概ねハイレゾに耐えうる可能性があることを確認できました。その後、この技術を使った新規企画の音源を模索し、さらなる検証とテストを行った結果、正式に「ORTマスタリング」を採用したSACDハイブリッド化企画をスタートすることにしました。

 この技術的内容に関しては他のページに後述してありますが、効果は予想以上でした。「ORTマスタリング」を行ったデジタル初期音源は、個々の音質差以上に音場間の向上や音離れが良くなり、解像度が高まりました。また、ステージが従来より近く感じられ緊密感も増しています。SACD層に限らずCD層でも「ORTマスタリング」を反映させていますので、その効果を確認できると思います。程度は元の録音状態によることや、最も成功したアナログ録音の最新復刻時のような劇的な変化とまでは言えないものの、従来の復刻に勝るとも劣らない音質を獲得できることを確信し、本格的に企画を進行して行くことにした次第です。

 これにより初期デジタル録音をより良い音でお届けできることになりました。"失われた時代"の名盤を失われた音楽に決してさせない、むしろ音楽的に恵まれた時代の音源を積極的に復刻するひとつの重要な方法として今後も様々なチャレンジを図りつつ、豊かな時代の素晴らしい音源をリスナーの元へお届けして行く所存です。

ORT

<“ORT Mastering" に関しまして>
<ORT Mastering とは>
日本コロムビア・スタジオ技術部が開発した「倍音再構築技術:ORT」とMaster Sonic 64bit Processing技術による高精細な演算処理を用いたマスタリング手法です。日本コロムビアでは1972年に世界初の実用PCM録音機を開発、デジタル録音の先駆者として、数多くの名演奏を録音、高い評価を博しました。これら過去の音源を、現在のハイビット・ハイサンプリング環境で再生するための一手法としてORTが開発されました。
“ORT Mastering"では、ORTの技術を駆使するマスタリング・エンジニアによって、楽音本来の豊かな音色やなめらかさ、そしてホールの響き感などが復活、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届け致します。
<倍音再構築技術:ORT>
日本コロムビアで開発した、倍音再構築技術(Overtone Reconstruction Technology:ORT)のことです。アナログ/デジタル変換時に失われてしまった楽音の高域成分を、低域部分の倍音を利用して予測、再構築します。
<ORT Mastering の特徴>
・マスタリング・エンジニアによる繊細な倍音復元
・広いダイナミックレンジと周波数帯域を活かす高品質マスタリング
 詳細はこちらをご参照ください。⇒https://columbia.jp/ortmastering/
(ORTマスタリングは日本コロムビアの登録商標です)
*尚、下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。

ヘルベルト・ブロムシュテット

R. シュトラウス:管弦楽曲集(英雄の生涯、ツァラトゥストラはかく語りき、ドン・ファン、ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら、メタモルフォーゼン、死と変容) (2022年ORTマスタリング)(SACDハイブリッド)
ヘルベルト・ブロムシュテット、ドレスデン・シュターツカペレ

[TWSA1121/3 (3SACDハイブリッド) 6,380円(税込)]

ドレスデン・シュターツカペレの美しいサウンドを最大限に発揮したブロムシュテットの名盤。DENONレーベルへのアルバム3枚分のR.シュトラウス録音を集成。
ORTマスタリングを用いたハイレゾ化による初SACD化。最新マスタリングを施した名録音・名演奏が最新で蘇る!

※ 世界初SACD化。ステレオ録音。限定盤
※ 日本コロムビア所有のオリジナル・マスターテープより2022 年にORTマスタリングを行いSACD化
※ マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン採用(他のジャケット・デザインも解説書裏に採用)
※ 解説:福田雅光氏(新規:ORTマスタリングについて)、藤田由之氏(1989/1997改稿)、吉井亜彦氏(2020/2)、解説書合計12ページ
※ マルチケース仕様。盤印刷面:緑色仕様
※ 一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。

【収録曲】R. シュトラウス:管弦楽曲集
<DISC1>
1. 交響詩《英雄の生涯》 作品40
<DISC2>
2. 交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》作品 30
3. 交響詩《ドン・ファン》作品 20
<DISC3>
4. 交響詩《ティル·オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》作品28
5. 23の独奏弦楽器のためのメタモルフォーゼン Av.142
6. 交響詩《死と変容》作品24
【演奏】
ドレスデン・シュターツカペレ
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
【録音】
1984年9月10日-14日(1)、1987年6月22-26日(2,3)、1989年2月5-9日(4-6) ドレスデン、ルカ教会
1987年8月16日 ベルリン、シャウシュピールハウス(2 - organ synchronization)
【Original Recordings】
プロデューサー:馬場敬(Disc 2, 3)
制作担当:ベルント・ルンゲ
録音担当:ホルスト・クンツェ(Disc 1)、クラウス・シュトリューベン(Disc 2, 3)
技術:穴沢健明(Disc 1)、高橋幸夫(Disc 2, 3)
テープ編集:久木崎秀樹(Disc 1)、斉藤笑子/北見弦一(Disc 2)、斎藤笑子(Disc 3)
【原盤】
日本コロムビア=ドイツ・シャルプラッテン共同制作

ヘルベルト・ブロムシュテット
【参考画像】DISC2とDISC3の初出時のジャケット

ハイレゾ化による初SACD化。最新マスタリングを施した名録音・名演奏が最新で蘇る!
今年(2022年)95歳を迎えるブロムシュテットがDENONレーベルに行った、アルバム3枚分のR.シュトラウス全録音を初セット化。作曲者ゆかりのドレスデン・シュターツカペレとの組み合わせは他の追随を許さない魅力を湛えています。日本コロムビアが独自に開発したORTマスタリング・システムによりハイレゾ化を行いSACDならではの音場・音質で蘇りました。CDレイヤーも今回のリマスタリング音源を使用しています。
ブロムシュテットとシュターツカペレ・ドレスデンは、当時の日本コロムビアとドイツ・シャルプラッテンとの共同制作として1980年録音のブルックナー:交響曲第7番からプロジェクトをスタートさせ、翌年の8月にモーツァルトの同第40&41番を収録した後、翌月にブルックナーの同第4番を、そして翌82年にはモーツァルトの同第38&39番を収録し、この時点で計4枚のアルバムを完成させていました(2022年4月にこの企画でSACD化。TWSA1117,1119)。ブロムシュテットは1975年から85年まで首席指揮者を務めており、このコンビではドイツ・シャルプラッテンとベートーヴェンやシューベルトの交響曲全集、ドヴォルザークの交響曲第8番などの名盤(Berlin ClassicsとのSACD化企画で発売済)を録音し、名実共に評価が高まっていた時期です。任期の終盤、1984年9月に満を持して収録されたのが「英雄の生涯」でした。優秀な録音と合わせ、この盤は日本でも大きな評判となりました。1985年からブロムシュテットはサンフランシスコ交響楽団の音楽監督に転任しましたがR.シュトラウスの録音はこの後も継続し、少し離れて1987年と89年に計5曲を収録し、DENONレーベルとの録音は終了しています。
R.シュトラウス所縁のオーケストラであるドレスデン・シュターツカペレとのこれらの録音は、ブロムシュテットの作品に対する真摯な姿勢と音楽的な成熟度の高さ、そして伝統的なオーケストラの魅力的なサウンドが三位一体となって素晴らしい効果を発揮しており、DENONレーベルの海外録音の中でも高い評価を得ている音源のひとつです。ドレスデン・シュターツカペレのR.シュトラウス録音と言えば1970年代のケンペによる一連の録音があるとはいえ、これらの録音の存在価値が減じていることは決してなく、むしろ指揮者による作品の魅力の伝え方やオーケストレーションの巧みさがより伝わってくるドレスデン・シュターツカペレの奥の深さを感じさせます。特にホルンのペーター・ダムの活躍は大きく、全体のアンサンブルや 各ソロ奏者の充実度も含め、精度とレヴェルの高さを感じさせます。
この時期のDENONのPCMデジタル録音は既に十分練度を増しており、ルカ教会の美しい響きを活かした素晴らしい音色が楽しめますが、今回の復刻ではさらに踏み込んだ実体感のある音像と、倍音含む残響音をより感じられると思います。ORTによる効果は顕著で、ダイナミックレンジも広い音源ですので、音数の多さも含めSACD化の恩恵をより得られる録音と言えるでしょう。
~ORTはSACDの魅力を進化させる技術であることを感じた。(中略)ORTマスタリングは、低歪化による音質クオリティーが強化されていることも注目できる素晴らしい技術である。(福田雅光氏)解説書より~
制作は当時、日本コロムビア=ドイツ・シャルプラッテンの共同制作として進められ、録音は著名なドイツ・シャルプラッテンのエンジニア2名で行われました。収録時期は異なりますが、音質は近接した傾向です。今回のORTマスタリングにより、従来以上に間接音や倍音の豊かさ、個々の録音の特筆が把握できますので、その意味でも演奏の楽しみ方が拡がるはずです。初期スペックのデジタル録音とはいえ、当時の日本コロムビアには既にいくつもの経験とノウハウがありましたので、音質自体は元々良い、安定感があることは言うまでもありません。今回は、より鮮やかに、奥行きもあるクリアな音質を堪能できます。これらの最新復刻で、蘇った名盤の評価が一層高まることを期待します。尚、今回の第3回発売は、1タイトルを発売いたします。