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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.26

タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2019年05月17日 11:00

セロニアス・モンク『ソロ・モンク』(1965)

TM

セロニアス・モンク(p)

1964年10月31日、1965年3月2日録音

曲目(収録曲・内容はレコード発売時もの):
1.ダイナ
2.アイ・サレンダー,ディア
3.スウィート・アンド・ラヴリー
4.ノース・オブ・ザ・サンセット※
5.ルビー,マイ・ディア※
6.アイム・コンフェッシン(ザット・アイ・ラヴ・ユー)
7.アイ・ハドント・エニワン・ティル・ユー
8.エヴリシング・ハップンズ・トゥ・ミー
9.モンクズ・ポイント※
10.アイ・シュッド・ケア
11.アスク・ミー・ナウ※
12.ジーズ・フーリッシュ・シングス(リマインド・ミー・オブ・ユー)
※セロニアス・モンクのオリジナル曲

【アルバム紹介】
1.天才セロニアス・モンクのソロ・ピアノ・アルバム
2.メロディ、ハーモニー、リズム、どれを取っても誰のものでもない、誰も真似できない
3.スタンダード曲の解釈の斬新さ、オリジナル曲のユニークさを知る

ポピュラー音楽の場合、演奏する単位は4人や5人といった人数で構成されたバンドが多いです。ジャズではカルテット、クインテットがそれにあたる編成ですが、前回紹介しましたカウント・ベイシーのようにビッグバンドという大編成もあります。そんな中,最小単位はソロということになります。ロック、ポップスだと弾き語り、ジャズの場合は楽器のソロ演奏にあたります。
ピアノのソロ名盤として今回紹介するのがセロニアス・モンクの60年代のアルバム「ソロ・モンク」です。
ピアノ・ソロの傑作はたくさんありますが、モンクの凄いところは、その演奏を聴いただけで、すぐモンクとわかる独特の個性です。メロディ、ハーモニー、リズム、どれを取っても誰のものでもない、誰も真似できないという。

本作で取り上げられたスタンダード曲は他のピアニストの演奏もいろいろありますので、聴き比べることで、より一層モンクの魅力を知ることにつながります。1曲目の“ダイナ”は古き良きストライド・ピアノ奏法で聴かせ、ロマンティックなバラードで有名な“エヴリシング・ハップンズ・トゥ・ミー”でのリラックスしたスイング・アプローチなど、モンクならではの斬新な解釈を堪能できます。

また、モンクは作曲に関しても天才的な閃きを持ったピアニストでしたが、その楽曲も他の誰も書けないようなユニークな曲調のものばかりです。本作ではモンク・オリジナルでも特に有名な“ルビー・マイ・ディア”のほか全部で4曲が聴けます。

亡くなってから、すでに40年近い歳月が過ぎましたが、今なおリスペクトするミュージシャンは後を絶ちません。アメリカのジャズ・ミュージシャンは、モンクの音楽に出会って衝撃を受け、ジャズを志したという人が多いのも、本作でモンクの真髄に触れると納得できます。

あとはジャケットも人気の秘密です。飛行機に乗ったモンク、愛嬌たっぷりです。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
モンクの代表曲“ルビー・マイ・ディア”。

どこか切ないようで、どこか愛くるしいような、そんなメロディを持ったモンクの名曲です。お姉さんの友人であったという、初恋の女性ルビー・リチャードソンを想って書かれたといわれています。本作ではソロ演奏でそのメロディの持つロマンティシズムを存分に伝えてくれます。モンクはこの曲の演奏を他のアルバムでも残しておりますが、ジョン・コルトレーンのサックスと共演したアルバム『セロニアス・モンク・ウィズ・ジョン・コルトレーン』でのヴァージョンもお勧めです。
この曲の次に始まるナンバー“アイム・コンフェッシン(ザット・アイ・ラヴ・ユー)”はNHK教育のミニ番組『Eテレ2355』をご覧の方には、爆笑問題のコーナーで流れますのでお馴染みですね。
モンクは本作以前にもソロ・ピアノ作で名盤をいくつか残しております。参考までにあげておきます。

・ソロ・オン・ヴォーグ(1954年)
パリ録音。収録曲は“ラウンド・アバウト・ミッドナイト”、“煙が目にしみる”etc.
・セロニアス・ヒムセルフ(1957年)
ニューヨーク録音。収録曲は“エイプリル・イン・パリス”、“アイム・ゲッテイング・センチメンタル・オーバー・ユー”etc
・アローン・イン・サンフランシスコ(1959年)
サンフランシスコでのライヴ録音。収録曲は“ブルー・モンク”、“リフレクションズ”etc.

Blu-spec CD2国内盤(一般普及盤)

 

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