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ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団による2014年ライヴ!ブルックナー“交響曲第9番”

ヤンソンス

ブルックナーの最後の作品となった「交響曲第9番」。
1887年、交響曲第8番が完成した直後から作曲に取り掛かるも、一旦は別の作品の改訂に打ち込み、再度作品に向き合ったのは1891年の時。すでに3年が経過していました。その後は自身の病状の悪化に伴い、作曲が停滞、亡くなるまでの5年間に仕上げることができたのは第3楽章まででした。一度は「第4楽章に《テ・デウム》を置くこと」と代替案を出したブルックナーでしたが、息をひきとる直前まで完成を諦めてはいませんでした。このようないきさつもあり、この曲の演奏には様々な表現方法がとられています。

研究者による補筆版を用いる方法、終楽章で《テ・デウム》を演奏する方法など、この曲を「4楽章の完成形」で演奏しようと試みる指揮者もいますが、ヤンソンスは「完成された3楽章」のみを演奏。
第3楽章のアダージョで曲が閉じられることで、聴き手の心には、神への祈りや憧憬を感じさせる豊かな響きが残ります。(この日のコンサートは「最後の作品」と題されており、プログラムはベルクのヴァイオリン協奏曲と、ブルックナーの交響曲第9番が選ばれていました。)
ブルックナーが「愛する神に捧ぐ」と譜面に書き入れた通り、ヤンソンスもこの壮大な作品を神に捧げるがごとく誠実に演奏しています。

ヤンソンスのブルックナー第9番と言えば、ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団とのライヴ収録(2014年3月)がありますが、当盤のバイエルン放送響のライヴはそれより2か月前の演奏であり、オーケストラの音色や演奏解釈の違いを確かめることもできます。
(ナクソス・ジャパン)
【曲目】
ブルックナー(1824-1896):交響曲第9番 ニ短調
(1894年原典版-ノヴァーク校訂)

1.第1楽章:Feierlich, misterioso 23’56”
2.第2楽章:Scherzo: Bewegt, lebhaft 11’06”
3.第3楽章:Adagio: Langsam feierlich 22’08”
【演奏】
マリス・ヤンソンス(指揮)
バイエルン放送交響楽団
【録音】
2014年1月13-17日 [ライヴ]
フィルハーモニー・イン・ガスタイク

ロイヤル・コンセルトヘボウ管とのブルックナー“交響曲第9番”はこちら!
【収録】
2014年3月 コンセルトヘボウ、アムステルダム (ライヴ)

 

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ANTON BRUCKNER

掲載: 2018年12月28日 00:00