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ダニー・マッキャスリン(Donny McCaslin)がデヴィッド・ボウイ『★』参加の盟友と作り上げたアルバム『Blow.』

Donny McCaslin

(c)Jimmy Fontaine

 

2016年1月に発売されたデヴィッド・ボウイの遺作『★』で鮮烈なプレイを聴かせた鬼才テナー、ダニー・マッキャスリン。ボウイに受けた影響をすべて表現した最新アルバム『ブロウ』が発売。

「ボウイと共演するまではこんなことが可能だとは思いもしなかった」と語るマッキャスリン。90年代からジャズ・シーンで活躍を続け、マリア・シュナイダー・オーケストラに参加し、その人脈でボウイとの共演を果たしている。クロスジャンルする現在進行形のジャズ・シーンで活躍中のマッキャスリン。ボウイも魅了したその四半世紀を超すキャリアの中でも本作はアーティストとして大胆に進化した方向性を披露している。

アルバムのオープニングを飾る第1弾シングル「ワット・アバウト・ザ・ボディ」のアート・ロックに始まりエレクトロニカまで幅広い音楽的なスタイルを自在にプレイ。ボウイからレコーディング中に「その時 聴こえているものを求めて進めばいい、どう思われるか、どうジャンル分けされるかは心配しないで。音楽を作ろう」と言われたその哲学が深く心に刻まれているというマッキャスリン。本作では従来彼のスタイルにはなかったヴォーカル・ナンバーで見事なコラボレーションを披露している。

ボウイ逝去から2年が過ぎ、『★』のセッションでのインパクトを消化し表現した意欲作で共演するのは盟友『★』バンドのマーク・ジュリアナ(ドラム)、ジェイソン・リンドナー(キーボード)、ティム・ルフェーブル(ベース)他世界屈指の精鋭たち。ボウイとの長きにわたる共演で知られるゲイル・アン・ドーシーやインディ界重鎮サン・キル・ムーンも参加しマッキャスリンの人脈の広さを実感させる。日本盤のみボーナス・トラックとして「TOKYO」が収録されることが決定。

【国内盤仕様】
Blu-spec CD2
ボーナス・トラック1曲追加収録

 

【収録曲】
01.What About the Body ワット・アバウト・ザ・ボディ
02.Club Kidd クラブ・キッド
03.Break the Bond ブレイク・ザ・ボンド
04.New Kindness ニュー・カインドネス
05.Exactlyfourminutesofimprovisedmusic
06.Tiny Kingdom タイニー・キングダム
07.Great Destroyer グレート・デストロイヤー
08.The Opener feat. Sun Kill Moon オープナー feat.サン・キル・ムーン
09. Beast ビースト
10.Tempest テンペスト
11.Eye of the Beholder (Gail Ann Dorsey:vocal)アイ・オブ・ザ・ビホルダー(ゲイル・アン・ドーシー:vo)

<日本盤ボーナス・トラック>
12. TOKYO

【パーソネル】
ダニー・マッキャスリン(ts,fl,cl)
ジェイソン・リンドナー(key)
ティム・ルフェーブル(b)
マーク・ジュリアナ(d)

ネイト・ウッド(b)
ベン・モンダー(g)
スティーヴ・ウォール(key,g)
ジョナサン・マロン(b)

ヴォーカル:
ライアン・デール(1,2,4,7)
ジェフ・テイラー(6.9)
ゲイル・アン・ドーシー(11)
サン・キル・ムーン(8)

Donny McCaslin『Beyond Now』

ブラック・スター・バンド(ダニー・マッキャスリン、ジェイソン・リンドナー、ティム・ルフェーブル、マーク・ジュリアナ)がボウイに捧げるアルバム『Beyond Now』。現在最高峰のミュージシャンにより新たな息吹を吹き込まれたボウイの曲「A Small Plot of Land」「Warszawa」やオリジナル曲など全9曲を収録

 

 

 

David Bowie『★』

デヴィッド・ボウイの遺作となった2016年のアルバム。ダニー・マッキャスリンの他、ダニーの最新作に参加しているジェイソン・リンドナー、ティム・ルフェーブル、マーク・ジュリアナ、ベン・モンダーがバックを支えている。

掲載: 2018年10月11日 12:58