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リオーネル・ルエケ(Lionel Loueke)、自らのルーツを見つめたアルバム『The Journey』

Lionel Loueke

ハービー・ハンコック、エスペランサ・スポルディング、またカルロス・サンタナといったミュージシャンのバンド・メンバーとして注目を集め、現代を代表するギタリストとなったリオーネル・ルエケの注目作品!

2012年作品『Heritage』はロバート・グラスパーがプロデュース。2015年にはスタジオ・ライヴ作『Gaïa』をリリースし、現在までにブルーノートで4枚の作品をリリースしているが、それらが現代のシーンの潮流に新しい歴史を創りだす一方、本作はリオーネルの私的な側面をつづった特殊なプロジェクトとなっている。

作品は西アフリカ、ベナン共和国に生まれ、奴隷制や、植民地支配をうけるなどという過酷な状況をしいられてきた母国の歴史や、北米および、ブラジルや中南米地域への強制移住と、アフリカへの再帰還という歴史を見つめ、語り上げた15編。

悲劇や過酷な状況への思いを深め、哀悼の意を感じさせる演奏を底流に、その歴史から生まれた文化へのリスペクト、オマージュを捧げるほか、困難を体験したからこその希望を託す楽曲などを織り交ぜている。

プロデューサーには、ハービー・ハンコックのグラミー受賞作『Gershwin's World』のプロデュース及びアレンジを手がけ、クラシック/ 古楽から、ジャズ作品の数々、スティングをフィーチャーしたポップ・ミュージック作品まで、ジャンルを広く横断する現代の音楽界の鬼才ロバート・サディン。メンバーは、20年以上共に活動するMassimo Biolcati、Ferenc Nemethに加え、サディンの人脈から鬼才シロ・バティスタが6曲に参加するほか、ピノ・パラデーィノ、ジョン・エリス、マーク・フェルドマンら数々の気鋭が参加。

滔々とつづられる歌世界……吟遊詩人が紡ぐ叙事詩のように静かに語られるからこそ響くメッセージ。アーティストの思いが滲む。

掲載: 2018年08月01日 12:28

更新: 2018年09月20日 15:41