“チェロの貴族”マイナルディの入手困難な音源を含む超お買い得BOX

往年のイタリアの名チェリストで、その気品高い芸風と美男子ぶりから“チェロの貴族”の異名をとったエンリコ・マイナルディ。彼のライヴ録音やスタジオ録音から名演を選りすぐった廉価BOXが登場します。ライヴ録音で貴重なのは、Disc 1のドヴォルザークのチェロ協奏曲（ヨッフム指揮バイエルン放送響共演）とDisc 9のドビュッシーのチェロ・ソナタ（ゼッキ共演）。ともに比較的近年に発掘されたライヴですが、既に入手が難しくなっているものなので、このBOXでの復活は歓迎されるでしょう。スタジオ録音ではDisc 4のマルチェッロのチェロ・ソナタ、Disc 5のボッケリーニのチェロ・ソナタ第1＆6番、ブラームスのチェロ・ソナタ第1＆2番です。何れもイタリアRCAへ残した盟友ゼッキと共演した名演奏で、イタリア国内でしか発売されなかったことに加え、いまだに正規音源からのCD復刻が無く、その初版LPレコードは世界中のコレクターが探し回る希少盤となっています。その貴重な音源が、廉価BOXで気軽に楽しめるようになるとは、なんという幸せでしょうか。
（タワーレコード）

【参考画像】ブラームスのチェロ・ソナタ集
オリジナルLPジャケット（伊RCA）

『エンリコ・マイナルディ(Vc)名演奏集』

※ メーカー・インフォに原盤の明記はありませんでしたが、ディスコグラフィと突き合わせて下記カッコ内に記しましたので、お買い物のご参考にしていただければ幸いです。
（タワーレコード）

【曲目】
Disc. 1
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲Op.104
オイゲン・ヨッフム指揮、
バイエルン放送交響楽団
1950年ライヴ録音（バイエルン放送収録）

ヒンデミット:チェロ協奏曲
カルロ・ゼッキ指揮
トリノRAI交響楽団
1958年ライヴ録音（トリノ・イタリア放送収録）

Disc. 2、Disc. 3
ベートーヴェン:チェロソナタ全曲
カルロ・ゼッキ(pf)
1955年～1957年録音（独DG原盤）

シューベルト:アルペジョーネソナタD.821
グイド・アルベルト・ボルチアーニ(pf)
1950年録音（独DG原盤）

Disc. 4
タルティーニ:チェロ協奏曲イ長調
ルドルフ・バウムガルトナー指揮
ルツェルン音楽祭弦楽合奏団
1958年録音（独Archiv原盤）

マルチェッロ:チェロソナタ ヘ長調
カルロ・ゼッキ(pf)
1952年録音（伊RCA原盤）

ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715-1777):チェロ協奏曲イ長調
ミュンヘン室内管弦楽団
1957年録音（独Archiv原盤）

ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):チェロ協奏曲
エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
1941年ライヴ録音（蘭AVRO収録）

Disc. 5
ボッケリーニ:チェロソナタ第1番、第6番
ブラームス:チェロソナタ第1番、第2番
カルロ・ゼッキ(pf)
1952年録音（伊RCA原盤）

Disc. 6、Disc. 7、Disc. 8
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全曲
1954年、1955年録音（独Archiv原盤）

ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲RV.413
ルドルフ・バウムガルトナー指揮
ルツェルン音楽祭弦楽合奏団
1958年録音（独Archiv原盤）

ハイドン:チェロ協奏曲Hob.VIIb:2
フリッツ・レーマン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1952年録音（独DG原盤）

ベートーヴェン:魔笛の主題による7つの変奏曲WoO.46
1956年録音（独DG原盤）

Disc. 9
イルデブランド・ピツェッティ(1880-1968):チェロ協奏曲ハ長調
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
トリノRAI交響楽団
1962年ライヴ録音（トリノ・イタリア放送収録）

ドビュッシー:チェロソナタ ニ短調
カルロ・ゼッキ(pf)
1958年ライヴ録音（ローマでの収録）

シューマン:チェロ協奏曲Op.129
フリッツ・レーマン指揮、
ベルリンRIAS交響楽団
1954年録音（独DG原盤）

Disc. 10
R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」
ゲオルグ・ニーシュテット(Vln)
カール・ライツ(Vla)
リヒャルト・シュトラウス指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1933年録音（独DG原盤＝SP復刻）

ブラームス:二重協奏曲Op.102
ゲオルク・クーレンカンプ(Vln)
カール・シューリヒト指揮
スイス・ロマンド管弦楽団
1947年録音（英デッカ原盤＝SP復刻）