渋谷店パイドパイパーハウス企画!ハース・マルティネスとフル・ムーンが再発
パイドパイパーハウス企画の一環として長門芳郎氏が監修し2タイトルを再発。
どちらも高橋健太郎の手によるリマスタリングがほどこされています。
ハース・マルティネス『I'M NOT LIKE I WAS BEFORE ~ミスター・ドリ-ムズヴィル~夢の旅人~』
70年代半ばにリースした2枚のアルバム『ハース・フロム・アース』(1975年:ロビー・ロバートソン・プロデュース)、『ビッグ・ブライト・ストリート』(1977年:ジョン・サイモン・プロデュース)はSSWの超名盤として多くの音楽ファンに愛され、語り継がれてきた。とりわけ、ファースト収録“「Altogether Aone”は名曲の誉れ高く、内外の多くのアーティストたちにカヴァーされている。2枚のアルバムの後、消息が伝わらず、幻のシンガー・ソングライターと称されてきたが、1998年、ジョン・サイモンのプロデュースの下、ザ・バンドのリヴォン、リック、ガースを始め、やジョン・セバスチャン、ジョン・ホール、ロン・カーター、トゥーツ・シールマンス、デヴィッド・サンボーン、ランディ・ブレッカーほかウッドストック、ニューヨークの音楽仲間たちの讃歌を得た21年ぶりとなる新作『ミスター・ドリームズヴィル~夢の旅人/I'm Not Like I Was Before』を発表、奇跡の復活を果たした。 「 ハウリン・ウルフとデイヴ・ブルーベックが出会ったかのような音楽」と表現したのは、ハースの才能に惚れ込み、デビューを後押ししたボブ・ディラン。
フル・ムーン『Full Moon』
2000年の世界初CD化で、すべてのAOR/フュージョン・ファンが歓喜の声をあげた、70年代初頭のバジー・フェイトンと二ール・ラーセンを中心に活動していた伝説のフル・ムーン(通称“オリジナル・フル・ムーン”)の唯一のアルバムがCDとLPで復刻。CDには世界初CD化に際して追加された1971年録音音源“HREE STEP DANCE”とプロモ・オンリーで配布された10 分以上に及ぶ未発表曲“JAM”を収録。
「知られざる幻の名盤」とはこのアルバムのことを言う。ブルーズ、ソウル、ジャズそれぞれの要素を適度に、ごきげんに調和したこのフル・ムーンの再発をどれだけ待ち望んだか・・・ヤッタ! ピーター・バラカン
掲載: 2016年08月05日 16:06