新生ピクシーズ、2年半振りの新作
1986年にアメリカはボストンで結成され、USグランジ/オルタナ・ムーブメントを牽引。カート・コバーン(ニルヴァーナ)をはじめトム・ヨーク(レディオヘッド)、ボノ(U2)など様々なアーティストに影響を与えた ピクシーズ。2014年には23年振りとなる新作『インディ・シンディ』をリリースし、同年のサ マーソニックでの来日など話題を振りまいた彼らが、この度2年半振りとなる新作『ヘッド・キャリア』をリリース!! 今作は、トム・ダルゲティ(キリング・ジョーク、ロイヤル・ブラッド)がプロデュースを手掛け、サイケデリア、不協和音、そしてサーフ・ロックが融合された全12曲を収録。さらにアルバムのアートワークは長年ピクシーズのアート・ディレクターを務める伝説のグラフィック・デザイナー、ヴォーン・オリバー氏が手掛けている。また、今作から2013年にベーシストのキム・ディールが脱退して以降、サポートを務めてきたパズ・レンチャンティン(B/Vo)がバンドの正式メンバーに加入。レコーディングにも参加し、収録曲“All I Think About Now”では、ドリーミーなソプラノ・ヴォーカルも披露している。
「最初のリハーサルに参加したときはとても緊張したわ。埋めるべき穴がものすごく大きくて、とにかくファンのために精一杯オリジナルのサウンドに近づけるように努力した。この間ずっとピクシーズとは何かっていうのを学んできて、今では私の心にも魂にも、彼らの音楽に対する愛情が埋め込まれ、やっと自分自身もピクシーズになれた気がするの。これからはピクシーズのこれまでを振り返るのではなく、未来に目を向けていきたいわ」とパズは語った。デイヴィッドが加える、「パズは最高の存在さ。面白いし、彼女がいると今までで最も楽しいんだ。ステージ上でもオフでもみんな最高の時間をともに過ごしているよ」。