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今なら10%オフ!エリック・クラプトン最後のロイヤル・アルバート・ホール公演

Eric Clapton

2015年3月30日に迎えた70歳の誕生日を期にツアーからの引退宣言をしているエリック・クラプトンが、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(2公演)とともにファイナル・ツアーとして行ったロンドンのロイヤル・アルバート・ホール(7公演)公演が早くもパッケージ化!これが最後のライヴ盤となってしまうであろうことから、クラプトンの代表曲と得意のブルーズでセットリストが固められているので、何があろうと観逃すわけにはいかない!さらに限定盤にはボーナスDVDとして過去に行われたロイヤル・アルバート・ホール公演の中からダイジェスト選曲した映像を追加収録、2010年のプリンス・トラスト等のDVD化されていないレア映像も収録!

エリック・クラプトンにはお気に入りのコンサート会場が2ヵ所存在する。ひとつは我が日本にある日本武道館、もうひとつがクラプトンのお膝元ロンドンにあるロイヤル・アルバート・ホール(以下RAH)である。本作はファイナル・ツアーのフィナーレを飾る2015年のRAH公演をシューティング&レコーディグしたものである。

1963年にデビューして以来、節目節目では必ずRAHでコンサートを行ってきたエリック・クラプトン。1968年のクリーム“解散コンサート”。1983年のデビュー20周年記念のチャリティ・イヴェントとして、“ARMSコンサート”と“プリンス・トラスト”を行い、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジとの三大ギタリスト揃い踏みとなったことで話題となった。1988年には“デビュー25周年記念公演”。RAHの連続公演新記録を樹立した1990/1991年の“ジャーニーマン・ツアー”と“24ナイツ”。2005年には“クリームの再結成公演”もRAHで果たしている。今回はファイナル・ツアーということもあり、日本でいう古稀となったエリック・クラプトンは、馴染み深いRAHでもってツアーを締めくくった。
収録された本編(ボーナス・トラックを除く)は三部構成となっており、一部と三部はエレクトリック・セット、真ん中の二部ではシッティング・アコースティック・セットである。「アイ・ショット・ザ・シェリフ」「レイラ」「ワンダフル・トゥナイト」などの往年のヒット・ソングを中心に、J.J.ケイルの「サムバディズ・ノッキン・オン・マイ・ドア」、ビリー・プレストンの「ユー・アー・ソー・ビューティフル」など、珍しい曲を織り交ぜて構成されている。

 

 

RAHでのエリック・クラプトンはいつもリラックスしており、今ツアーでも雄弁だったのだが、さすがのクラプトンでも収録日は少し緊張するのだろう、口数は少なく無駄なおしゃべりは皆無であった。がしかし、裏を返せば演奏に集中していたともいえる訳で、本作を聴けばそれも理解できる。バンドにギタリストが自分だけということもあって、ソロはもちろんのこと、バッキングに徹している時もキレのあるサウンドを聴かせてくれている。
ボーナス・トラックとして16分を超える「リトル・クイーン・オブ・スペード」が追加収録されている。このスロウな長尺ブルーズこそエリック・クラプトンの真骨頂と言える。得意とする反り返ってのプレイは、後ろに倒れてしまいそうなほどである。気合いの入った入魂のフレーズに観客席は静まり返り、終われば大拍手喝采のスタンディング・オヴェイションだ。

本作でのバンド・メンバーは、エリック・クラプトン(ギター&ヴォーカル)、クリス・ステイントン(ピアノ・キーボード)、ネイザン・イースト(ベース&ヴォーカル)、スティーヴ・ガッド(ドラムス)、ポール・キャラック(オルガン・キーボード&ヴォーカル)、ミッシェル・ジョン(バッキング・ヴォーカル)、シャロン・ホワイト(バッキング・ヴォーカル)、アンディ・フェアウェザー・ロウ(ギター:アンコール曲「ハイ・タイム・ウィー・ウェント」のみ)となっている。機材についても少し触れておくと、今回のツアーでは珍しくサンバーストのフェンダー・ストラトキャスターを使用。ヴィンテージ・ギターではなくノイズレスのピックアップ搭載の真新しいストラトキャスターであった。アコースティック・ギターはお気に入りのマーティンOOO-28ECである。

カップリングされたセカンド・ディスクには、50年を越えるクラプトンの音楽史の中から、RAHで行われた数々の代表的な公演が収録されている点も見逃せない。1968年クリームの解散公演/後に“24ナイツ”と銘打たれた1990・1991年のジャーニーマン・ツアー/2004年のズッケロのショウでのゲスト出演/2005年クリーム再結成公演/2010年のプリンス・トラスト。これらの中からダイジェストで10曲が収録されている。さらに国内盤には2曲のボーナス・トラックが収録されていることも日本のファンにはありがたい仕様となっている。

 

 

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掲載: 2015年09月25日 15:44

更新: 2015年10月13日 19:30