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ケンペ&バイエルンのブラームス第1(ステレオ・ライヴ)と珍品シュミッツのブルックナー第0

ケンペ&シュミッツ

ルドルフ・ケンペ指揮バイエルン放送響
ブラームス:交響曲第1番(1965年1月)、ラヴェル:ボレロ(1965年7月)

ケンペとミュンヘンという街はバイエルン国立歌劇場、ミュンヘンフィルとタイトルを持った団体のみならず、こうしてバイエルン放送響にも度々出演して切っても切れない関係でした。嬉しいことにブラ1はステレオで、ケンペが実演ではこだわったヴァイオリン両翼配置での名演。ベルリンフィル、ミュンヘンフィルのスタジオ録音が通常配置だったので大歓迎です。独特の柔らかみを持った音楽づくりはここでも健在です。何よりバイエルン放送響がとても優秀で音色もツヤツヤしています。流麗で端正なケンペの演奏設計は、長大なスケール感や英雄的誇大妄想とは無縁ですが、じっくり心に迫る切実さに満ちています。ラヴェル:ボレロは珍しいレパートリーで唯一の録音と思われますがこちらはモノラル録音です。(ミューズ貿易新社)

パウル・シュミッツ指揮北ドイツ放送響
ブルックナー:交響曲第0番(1961年スタジオ・モノラル録音)

指揮者パウル・シュミッツは、1898年にハンブルクに生れ、1992年にミュンヘンで没した名指揮者。作曲をトッホとフルトヴェングラーに学び、ワイマール・シュトウットガルトの歌劇場を皮切りにキャリアをスタートさせ、ワルターがゲヴァントハウスの楽長を務めていた際にはアシスタントを務め、同地で歌劇場、放送響とも密接な関係を構築しました。こうした大きな存在にも関わらず、日本での知名度が乏しいのは録音が極めて少ないせいでもありましょう。フォルデスの伴奏のモーツァルトでベルリンフィルを指揮している位でしょうか?今回登場の「ブル0」は、如何にも放送オーケストラの義務としての録音にも感じられますが、ライプツィヒで重きをなしたシュミッツにとってブルックナーは馴染みの作曲家であり、ブルックナーとしては技巧に走った作品ですが危なげのない進行を聞かせます。当時の重々しい北ドイツ放送響の響きと音色もヴァント以降の洗練とはまるで別物の魅力に溢れております。(ミューズ貿易新社)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2015年09月09日 16:00