注目アイテム詳細

指揮に、批評に活躍する福島章恭によるあまりにも巨大なブルックナー:交響曲第8番

福島章恭&愛知祝祭管によるブルックナー第8

「実測値としては常識はずれの(深い呼吸に支えられたゆったりとした)テンポに、オーケストラは嬉々として従い、観衆も水を打ったかのように静まり返り、特に第三楽章などは観衆の呼吸が我々と同化していることさえ肌で感じられました。いつしか奏者・観衆は一体と成り、「愛」に溢れたブルックナー宇宙の本質が会場に満ち満ちていたものでした。」(愛知祝祭管弦楽団コンサート・マスター高橋 広)

合唱指揮者としてウィーン、ライプツィヒ、バチカンなどの檜舞台で経験を積み、批評家として毎日新聞社や文春新書から著作を発表し、指揮に、批評に活躍する福島章恭が、初めて最愛の作品ブルックナーの交響曲第8番を世に問います。このコンサートを実現したのが名古屋のアマチュア・オーケストラ、愛知祝祭管弦楽団です。
このオーケストラと福島章恭との出会いは、2012年、名古屋マーラー音楽祭の総決算、出演各団体選抜オーケストラである「名古屋マーラー音楽祭フェスティバル・オーケストラ」において、演奏曲目であるマーラーの交響曲第8番の本番指揮者、井上道義氏がリハーサルの指揮者に指名したのが福島章恭でした。オーケストラと初対面の福島章恭が、合唱パートを自ら歌いながらリハーサルの棒を振り出した時、オーケストラのメンバーはその姿に驚嘆するとともに、この指揮者に熱い信頼を寄せるようになったそうです。
その時のコンサートマスター、高橋広ほか多くのメンバーが参加している愛知祝祭管弦楽団において、この演奏会が実現しました。こうした経緯により演奏されたブルックナーの交響曲第8番は、福島章恭の理想を体現するため、アマチュア・オケにしか不可能ではないかと思わせるくらい指揮者に献身したものとなりました。クナッパーツブッシュ指揮ミュンヘン・フィルの名盤に洗礼を受け、あの伝説的なマタチッチ指揮NHK交響楽団の実演に接し、自らの長い指揮と批評の経験により熟成された福島章恭のブルックナー解釈は、宇宙的なスケールと荘厳な深み、そして熱い生命力に満ちたもの。実演での演奏時間は楽章間のインターバルを含めて95分を超えました。実演の一発勝負のためオケのミスも出ていますが、音響の良さで知られる愛知芸術劇場コンサートホールに響き渡った福島章恭の巨大なブルックナー演奏の本質は、この2枚組CDから十分に感じ取っていただけることと思います。(タワーレコード)

福島章恭とオケの出会いとなったマーラー交響曲第8番~リハーサル風景

愛知祝祭管弦楽団
2005年、「愛知万博祝祭管弦楽団」として演奏会を実施したメンバーで設立。2006年、「マーラープロジェクト名古屋」として合唱団と共催での演奏会を皮切りに、ワーグナー・マーラーの楽曲に取り組む。ワーグナー生誕200年の2013年に、アマチュアとしては稀有な取り組みである「パルジファル」全幕公演を成し遂げ、2013年9月、名称を「愛知祝祭管弦楽団」と改め、アマチュアならではの愛と情熱に溢れた魂のこもった定期的な演奏会を通して東海地区の音楽文化向上に貢献しています。
福島 章恭
「音楽評論家として」
音楽評論家として1994年アリオン賞(柴田南雄音楽賞)奨励賞受賞。2014年12月19日には「クラシックCDの名盤大作曲家篇」(共著:文春新書)が発売と成ります。
「指揮者として」
桐朋学園大学声楽科卒業。指揮法を紙谷一衛に学び、2006年にウィーン・ムジークフェライン大ホールにて、モーツァルト「レクイエム」「交響曲第40番」を指揮(チェコ・プラハ管弦楽団)。2009年にウィーン・シュテファン寺院でモーツァルト「レクイエム」を指揮(シュテファン・ドーム・オーケストラ)。2010年に日本人初と成るバチカン「システィーナ礼拝堂」での合唱コンサートを指揮。2013年にライプツィヒ聖トーマス教会でバッハ「ロ短調ミサ」を指揮(ザクセン・バロック・オーケストラ)。公演の成功を受け聖トーマス教会より2016年のバッハ「マタイ受難曲」の指揮要請を受ける。また2017年にはウィーン・シュテファン寺院で再びモーツァルト「レクイエム」の指揮を行う予定です。
【収録曲目】
DISC.1 [54:45]
1. ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
中村 詩穂(オルガン)、愛知祝祭合唱団
2. バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043
(第3楽章のカデンツァはJoseph Hellmesberger版を基にしたもの)
古井 麻美子(ヴァイオリン)Mamiko Furui
清水 里佳子(ヴァイオリン) Rikako Shimizu
3. ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)
第1楽章
DISC.2  [76:53]
第2楽章、第3楽章、第4楽章
【演奏】
愛知祝祭管弦楽団
福島 章恭(指揮)Akiyasu Fukushima
【録音】
2014年10月26日、愛知芸術劇場コンサートホールでのライヴ録音

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2014年12月12日 18:30