キング・オブ・エレポップ、イレイジャー最新作『THE VIOLET FLAME』

デペッシュ・モードの創設メンバーであり、ヤズーの仕掛人として活躍したエレポップ界の天才ことヴィンス・クラークとシンガー/ アンディ・ベルによるポップ・デュオ、イレイジャーが昨年のクリスマス・アルバムから早くも最新作をリリース。
これまで2500 万枚のアルバム・セールスとUK チャートを賑わせた40作を超えるヒット・シングルを誇る彼らの通算16作目のスタジオ・アルバムとなる本作は、イレイジャーが再び輝きを取り戻したともいえるシンセ・ポップ全開のダンサブルなポップ・アルバム。
プロデューサーにはM.I.A. やケリスを手掛けるリチャードXを起用し、メンバーと共にマイアミとロンドンにてレコーディングを進行。近年の作品の中で一番陽気なアルバムと彼ら自身が断言しているように、『The Violet Flame』(ヴァイオレット・フレイムはネガティヴエネルギーを取り除く聖なる浄化の光エネルギーを意味するスピリチュアル用語) はタイトル通り、ポジティヴなサウンドとポップさで満ち溢れており、ファン待望作と言っても過言でない王道のイレイジャー・サウンドのオンパレード!
アンディの高揚した情熱溢れるボーカルと軽快なシンセで盛り上げるリード・トラック「Elevation」、ニューオーダーを彷彿させる勢いのあるエレポップ・ビート全開の「Reason」、そして快楽的で多幸感満ちあふれるシンセとメロディラインがダンス・フロアを席巻するアンセム・トラック「Sacred」など“希望と愛”テーマに作られた極上トラックが数多く収録された本作は、まさに初期の傑作『The Innocents』に匹敵するクオリティーに!またデラックス盤のみ往年のヒット曲が豪華メドレーで収録されたライブ音源が収録。ファンの間で今尚人気が高い「Chains Of Love」、「Sometimes」、「Blue Savannah」と続く後半の怒濤のエレクトロニックなディスコ・ビート・メドレーはもう踊らずにはいられない。
ペットショップ・ボーイズ好きにもオススメ!
掲載: 2014年08月05日 19:39