InterFM「KUMA POWER HOUR with Utada Hikaru」レコメンド特集<6>
アーティストデビューよりもDJデビューのほうが実は早かったUtada Hikaruがレギュラーを務めていた「KUMA POWER HOUR with Utada Hikaru」。2014年3月18日をもって最終回を迎えました。その番組の中で、現在人間活動中である彼女が日々の生活の中で出会った音楽を紹介していました。この特集では番組でレコメンドされたアーティスト、楽曲を、宇多田ヒカルのコメントとともに紹介。是非、ご覧いただき、“今”の宇多田ヒカルを感じてください。
<Episode 6 Playlist/2013-11-19>
■COCTEAU TWINS「PINK ORANGE RED」
このボーカルのELIZABETH FRASERっていう人の声とか、歌い方のそのスタイルがすごく独特で、不思議な、変わった世界観を持っていて、私の好きな歌手、トップ3に入る1人なんですが、いくら好きでまねようとしても、まねしようっていう気にもなれないくらい、独特なものを持ってる歌手で、ホントにステキだなと思います。
■SCOCTEAU TWINS「LORELEI」
歌詞も、正直完全につじつまがあう歌詞ではないことも多いんだけど、彼女の歌い方がホントに独特で、何を言ってるかほとんどわからないんですね。一応英語なんだけど。何言ってるかよくわかんないのに、非常に感情面に訴えてくるっていうのがすごいなと思います。
■■COCTEAU TWINS「BLUE BELL KNOLL」
■COCTEAU TWINS「FIFTY-FIFTY CLOWN」
昔、恵比寿駅の近くのちっちゃーな公園に、よく夜中とか、誰もいないときに行って、ものすごい勢いつけてブランコこぎながら、この曲を、結構大きな声で熱唱してたことを思い出します。イヤホンで音楽を聴きながら歌ってたので、しかも、こんなメロディで、わけわからない呪文みたいな感じの言葉にしか聞こえないような歌だったと思うので、近所の人とかもし気づいてる人がいたら、相当かわいそうな子だなって思われてた可能性がありますね。いやー、懐かしいです。
■「ROAD,RIVER AND RAIL」
私が最近一番ハマっているCOCTEAU TWINSの曲。
■「FROU-FROU FOXES IN MIDSUMMER FIRES」
■COCTEAU TWINS「STRANGE FRUIT」
彼らのBBC SESSIONSっていうライブレコーディングのCDの中からの1曲。、「奇妙な果実」っていうすごく有名な曲があるじゃない?BILLIE HOLIDAYが録音したのが、多分最初に有名になったバージョンなのかな?。それのカバーですね。
■THE BLUE NILE「EASTER PARADE」
とーにかく好きなバンドで、特にボーカリストのPAUL BUCHANANっていう人がですね、私にとっては世界一色っぽい男性では…っていうぐらい好きで、インタビューとかで見ると、すごく、もうしゃべり方とか全体的にまったりした空気で余裕がある感じなんだけど、何ていうんだろう?、知的でユーモラスなんだけど、とても謙虚でもあり、何か…もう、ホント今はおじいちゃんでもおかしくない年齢なんですが…でも、年取れば取るほどかっこよくなる男性のパターンかなという感じで、
■THE BLUE NILE「THE DOWNTOWN LIGHTS」
このバンドは非常にマイペースであることで有名なんですが、クオリティさえよければ私は全然それでもいいと思う。そんな、彼らの職人気質みたいなところに惹かれてるのかなと思います。音楽的な意味だけじゃなくて、内容に納得しないと出さないっていう、とにかく音楽のことだけを考えてるっていう感じがとても尊敬できて、かっこいいなと思います。
■MOGWAI「KILLING ALL THE FILES」
このMOGWAIさんたちは、ちらちら日本びいきな面が垣間見れて、例えば、日本語でなにか雑踏の音が使われてたりとか、1曲丸ごと、日本人と思われる男性が日本語の詩を朗読しているだけっていう曲があったりとか、ま、そういうこともあり、私ずっと、バンド名のMOGWAIっていうのが、日本語の「まぐわう」の「まぐわい」から来てるのかなと思ってたんですよ、勝手に。それがWikipediaでちょっと調べてみたら、そこには中国語の「悪魔」っていう意味のことばからバンド名が由来しているっていうふうに書いてあって、もしそれがホントなら、ちょっと残念だなと思っているところです。
掲載: 2014年03月17日 20:16
更新: 2014年03月17日 20:21