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ヤン・イェリネックの別名義ファーベン12年振りの新作

Farben

 

ループと電子音から紡ぎ出される褪せることのない極上の色彩美とサイケデリア。サンプリング・ミュージックをネクストへと導いた00年代“ミニマル”のオリジネーターとして絶大な人気を誇る鬼才が電子音響再評価の波が押し寄せる中、堂々のカムバック!

ハウス、テクノ、 エレクトロ、ジャングルなどレイブ・カルチャーを背景とした90年代のダンス・ミュージックを参照としながら更新を続ける現行のシーン、 その一方でインダストリアルなるモードによってエレクトロニック・ミュージックがよりノイズやミュージック・コンクレートなどよりアブスラクトな方向性を指し示す中、 ハウスをテクノのミニマル・フォーマットへと落とし込みサンプリング・ミュージックの開拓者としてエレクトロニック・ミュージック史にその名を刻む鬼才ヤン・イェリネックの別名義、ファーベンの12年振りとなる最新作が登場。

00年代初頭より〈Esel〉、〈Out To Lunch〉、〈Background〉などからリリース、同時期に数々の名義で活動していたミニマル・ハウス の異才 デニス・ブッシュことジェームス・ディン・エーフォーの過去作品 をリミックスした本作。自身のレーベル〈Faitiche〉からリリースしている初期電子音楽 / ライブラリー・ミュージックなどアンビエント / コラージュ作品の音像と質感はそのままに、繊細な電子音とビートを織り交ぜ、ファーベンらしい切り口のオーガニックなサンプリング・ループの手法でオリジナルの作風を壊すことなく再構築した、実験的なミニマル・ミュージックとダンス・ミュージックを絶妙な塩梅で繋いだサイケデリックに幻惑的な“揺らぐ”ミニマル・ハウスへと仕上がっています。

 

タグ : クラブ/テクノ

掲載: 2014年03月03日 12:46