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イギリスのピアノの巨人、ジョン・オグドン没後25周年記念リリース~コンプリート・RCA・アルバム・コレクション

ジョン・オグドン

イギリスのピアノの巨人、ジョン・オグドン没後25周年記念リリースとして、未亡人公認のボックスセットが登場。1937年、イングランドに生まれたジョン・オグドン。王立マンチェスター音楽大学を経て、1962年のチャイコフスキー国際コンクールでアシュケナージと優勝を分かち合ったことで一躍注目を浴びるも、ショパンやベートーヴェンよりも知られざる曲、とりわけアルカンやソラブジなどの難曲をものにする超絶技巧ピアニストとして独自の路線を歩み始めました。そんなオグドンですが、1973年に神経衰弱に見舞われ、10年間演奏活動を停止。復帰後はソラブジの「オプス・クラヴィチェンバリスティクム」の伝説的録音を発表し、1989年、ロンドンのクイーン・エリザベス・ホールで行なわれたリサイタルの1週間後に52歳の若さで急逝してしまったのです。当6枚組のボックスは、1967年から69年にかけてオグドンがRCAに残したLP5枚分に、1972年の来日時に東京で録音したリスト・アルバム1枚を加え、RCAへの全録音をオリジナルLPカップリングで集大成したもの。中でもベートーヴェンのハンマークラヴィーア・ソナタ、ラフマニノフのソナタ第1番・第2番、そしてアルカンの「ピアノ独奏のための協奏曲」は、オグドンのスケールの大きなヴィルトゥオーゾぶりを刻印した名演で、CD復刻が待ち望まれていました。オグドンの演奏は決して万人受けするものではないかもしれませんが、骨太でがっしりしたフォームの中に、時折みられる「ガラスの煌めき」を思わせるタッチ。これらから生まれるギャップは、決して現代のピアニストには生み出せない魅力。LP4枚分【CD2~5】の音源はCD初出で、リストの名曲を集めたCD6は、オグドンが演奏活動を停止する前年に東京の今はなき青山ホールで収録され、これまで日本国内でのみCD化されていた貴重な演奏です。2012年に発売されたCD17枚組のEMI録音ボックス(レパートリーはほとんど重なりません)と合わせて、このイギリスの巨人ピアニストの偉大な足跡を偲ぶにふさわしいボックスセットの登場です。
オリジナル・アンログ・マスターからの24ビット・リマスター音源使用。
仕様:各ディスクはオリジナルLPのデザインによる紙ジャケットに封入、CDレーベルはLP時代のデザインを採用。40ページのオールカラー別冊解説書付き。紙製のクラムシェル・ボックスに収納。
【CD1】ニールセン:シャコンヌ Op.32、組曲「堕天使」Op.45、交響的組曲Op.8、3つの小品Op.59 録音:1967年9月, ロンドン、デッカ・スタジオ
【CD2】ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番ニ短調Op.28、ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36 録音:1968年5月, ロンドン、ビショップスゲート・インスティテュート
【CD3】ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークヴィーア」 録音:1967年9月, ロンドン、デッカ・スタジオ
【CD4】ピーター・メニン(1923-1983):ピアノ協奏曲, リチャード・ヤルドゥミアン(1917-1985):パッサカリア、叙唱とフーガ~イーゴリ・ブケトフ(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1968年2月, 1967年7月, ロンドン、ウォルサムストウ
【CD5】アルカン:ピアノ独奏による協奏曲 録音:1969年9月, イギリス
【CD6】リスト:ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調 S.244、マゼッパ S.139(超絶技巧練習曲集~第4曲)、鬼火 S.139(超絶技巧練習曲集-第5曲)、ラ・カンパネラ(鐘)S.141(パガニーニによる大練習曲~第3曲)、泉のほとりで S.160(巡礼の年 第1年「スイス」~第4曲)、もの思いに沈む人S.161(巡礼の年 第2年「イタリア」~第2曲)、タランテラ S.162(巡礼の年 第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」~第3曲)、半音階的大ギャロップS.219、メフィスト・ワルツ S.110 録音:1972年6月11~12日 東京、青山タワー・ホール
[演奏] ジョン・オグドン(P)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2014年01月31日 20:06