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リー・ペリーの70年代激レア・ダブ・アルバムが奇跡のリイシュー

Lee "Scratch" Perry & The Upsetters

ダブというジャンルの誕生に絶大な影響を及ぼした天才、LEE PERRYによるダブ・アルバムの青写真とでも言うべき驚愕の作品が登場だ。

本作『THE GOOD, THE BAD AND THE UPSETTERS』は、イギリスの名門TROJANにて1970年にリリースされた。バック・バンドを務めたのはHIPPY BOYS。後にBOB MARLEYを支え続けたジャマイカ最強のドラム&ベース=FAMILY MANとCARLTON BARRETTによるしなやかで力強いリズム隊の上で、他のアーリー・レゲエ、スキンヘッド・レゲエとは一線を画す天才的なアレンジ、ミックスを披露するLEE PERRY。3年後にリリースされるダブ・アルバムの原点の一つ『BLACKBOARD JUNGLE』の青写真はすでにこのアルバムにて完成している。

実はこのアルバムにはもう一つの物語がある。当時TROJANからリリースされた本作であるが、実はLEE PERRYがひっそりとジャマイカ・オリジナル・ヴァージョンをリリースしていた。ジャケットはTROJANのジャケットを流用しながらも、中身のアレンジ、ミックス、収録曲すら異なる「もう一つのヴァージョン」をリリースしていたのだ。奇妙な効果音やスティール・パン、UPSETTERスタイルのファンキーなオルガンなど後のアルバムで爆発するLEE PERRYの天才的、超人的なミックス、コラージュの妙技を感じさせてくれる。ダブ・アルバムがまだ産声を上げる以前に、LEE PERRYにより作り上げられたレゲエ・インストの傑作。そのオリジナルのジャマイカ・ヴァージョン。世界中のLEE PERRYコレクター、研究家も探し求めるオリジナルのジャマイカ・ヴァージョンは幻と言っていいくらいのレア・アルバムである。快挙といっていいオリジナルのジャマイカ・ヴァージョンの復刻に成功。いまだ底の知れぬLEE PERRYという怪物の姿を深く掘り下げる究極のリイシュー・ワーク。


掲載: 2014年01月07日 11:21