【ORFEO】注目の女性ヴァイオリニスト、バイバ・スクリデの最新盤

「濃い」音楽が聴けるバイバ・スクリデのシューマン
ラトヴィア出身のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデの“ORFEO”レーベル第3弾
ブラームス(ORFEO829112)、ストラヴィンスキー(ORFEO849121)に引き続き今回の協奏曲は、シューマン。
シューマン最後の協奏曲「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」は、19世紀最大のヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムの依頼で作曲されましたが、ヨアヒムはこれを演奏せず、妻クララも封印してしまい、1937年に初演されるまで忘れられていた作品です。
そして一方ヨアヒムによって初演された「幻想曲」。シューマン自身が、チェロ協奏曲から編曲した「ヴァイオリン協奏曲イ短調」の3作品が収録されています。
ドイツ・ロマン派の傑作をスクリデの濃厚な表現と冴えわたるテクニックで聴かせてくれる内容。特に「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」は、複雑な経緯を辿った曲であるように、力強い構築美とシューマン独特のロマンティシズムと幻想に溢れた二面性を持った作品で、スクリデの艶やかな音色とロマン的な音楽性がうまく表現された演奏です。スクリデが使用している楽器は、かつてギドン・クレーメルが所有していたストラディヴァリウスの「エクス・バロン・フォン・ファイリッチュ(1734)」。
バックはヘルシンキ・フィルの首席指揮者であり、スウェーデン放送響のコンサートマスターであったヨン・ストゥルゴールズ。
録音は、デンマーク国立交響楽団の本拠地コペンハーゲンにあるDR コンサート・ホールで行われました。
【曲目】
シューマン:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調WoO23
ヴァイオリンのための幻想曲ハ長調Op.131
チェロ協奏曲イ短調Op.129(ヴァイオリン編曲版)
【演奏】
バイバ・スクリデ(Vn)
使用楽器:ストラディヴァリウス/ エクス・バロン・フォン・ファイリッチュ(1734)
ヨン・ストゥルゴールズ(指揮)、デンマーク国立交響楽団
【録音】
2011年8月16~18日、2012年11月16日(Op.131)
DR コンサート・ホール、コペンハーゲン
【収録時間】
71’20