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【DHM】“ハインリヒ・シュッツ・エディション”他、3タイトル、入荷しました

掲載: 2013年07月16日 13:44

更新: 2013年07月16日 14:52

DHMエディション

名門レーベル、Deutsche Harmonia Mundi(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)より好評のエディション・シリーズの最新盤が入荷中!いずれもグッド・プライスで、C/Pの高い10枚組ボックスです。
※完全生産限定盤となります。チェックはお早めに!
※ブックレットは、収録曲目表と簡単な解説(英独語のみ)のみとなります。
廉価仕様に付き、歌詞カード等は付属しておりません。

『ハインリヒ・シュッツ・エディション』
シュッツは、1609~13年主君モーリッツ伯の援助でヴェネツィアのG・ガブリエッリに師事。1617年ザクセンの選帝侯の宮廷楽長に就任。1628~29年再度イタリアに留学し、モンテヴェルディの音楽に接しました。ドイツの伝統的なポリフォニー技法と、二度の留学で得たコンチェルト様式、通奏低音、モノディ様式などのイタリアの新しい手法とを見事に融合させ、30年戦争の戦渦にもかかわらずドイツ・バロック音楽の真の基礎を作り上げました。それらはそれまでのドイツ音楽にはなかったドラマティックな生命に溢れています。多声部によるポリフォニーや複合唱による技法は、テキストをありありと描き出し、情景と興奮とともに劇的に響かせます。このBOXでは、こうしたシュッツの代表する作品らを、DHMに録音された名盤の中から選盤されたものです。
[CD1]は、シュッツ最初期の作品で、ガブリエッリに学んだ成果がでており、イタリア風明るさとドラマティックさの中にもドイツ語の語感が反映されたもの。[CD2~3]は、1629年にヴェネツィアで作曲された作品で、主に旧約聖書の雅歌からの詩句に基づいています。シュッツらしい独特なドイツ伝統的なポリフォニーとイタリア・コンチェルト形式の融合が初めて図られた、彼の初期の重要な作品です。各パート一人の小編成により、複雑なポリフォニーの動きのすばらしさが感じられます。[CD4~5]は、モンテヴェルディやシュッツの第一人者、フリーダー・ベルニウスの傑作盤。バッハにつながるシュッツの厳格なる構造の原典を忠実に再現しながら、当時の質素で敬虔な祈りを反映し、感情を抑えながらも、気品に満ちた演奏となっています。ソリストたちも、ドイツだけでなくオランダやイギリスの名バロック歌手が起用されています。[CD6~7]は、シュッツ1648年の宗教合唱曲集。少年たちの多彩な声と成人の男声が混ざり合ってつくりあげるポリフォニックな世界は、広がりとふくよかさを感じさせてくれます。[CD8~9]では、ユングヘーネル率いるカントス・ケルンが主体となった演奏。各声部が美しく融け合った素晴らしい響き、緻密な書法とそれを実現化する声楽アンサンブルの確かな技量に感服させられるばかり。[CD10]は、シュッツの傑作のひとつ。クイケンならではのゆったりとたゆたうような音楽の流れ、シュッツのスコアが奥行き深く立体的に再現されていきます。

『ヘンデル・エディション』
ヘンデルは、J.S.バッハと並ぶバロック時代最後の大作曲家。ドイツのハレに生まれ、ハンブルク、イタリアで活躍した後、ハノーファー宮廷楽長を経てイギリスに渡り、1727年にイギリスに帰化。当時のあらゆる分野の作品を手がけ、特にオペラ、オラトリオの劇的声楽作品を活動の中心としました。バッハが神に仕えることは新しい教会音楽を作曲することだったのに対して、ヘンデルは目の前の聴衆をいかに楽しませるかを考えていたという話もあるようです。このBOXでは、こうしたヘンデルの代表する作品らを、DHMに録音された名盤の中から選盤されたものです。
[CD1~4]は、ピリオド楽器演奏先駆者集団「コレギウム・アウレウム」による合奏協奏曲。まだこの時代の彼らの演奏は古楽復興過渡期のため、正確なピリオド楽器を使用していないとはいえ、ロマンティックで人間的な古雅な響きをたたえ、古楽器、現代楽器という範疇を超越した名演です。
[CD5~6]は、ドイツ古楽界の中心的存在であるカメラータ・ケルンによる室内楽というヘンデルの重要な側面に光を当てる興趣豊かな演奏。多くの曲が自筆譜草稿に基づいて演奏されています。他の作曲家たちが類型的な作品を量産していた時期に、ヘンデルは実に細かい配慮を払い、異なった色合い、異なった輝きを持つ珠玉のような作品を仕上げていたのがわかります。
[CD7]は、有名な「水上の音楽」。ガーディナーが手兵イングリッシュ・バロック・ソロイスツを率い、入念な研究を経て世に問うた演奏。その成立をめぐって多くの謎を秘めたこの名作に2つの異稿を加え、組曲ヘ長調の1715年成立説に基づく画期的な解釈を示しつつ、高い水準の演奏を繰り広げた、若きガーディナーの傑出した録音。
[CD8~10]は、王位を巡る権力闘争の物語で、ロンバルディア王ベルタリードと彼から王位を奪ったグリモアルド、さらにはグリモアルドの腹心でトリノ公のガリバルドが、三つ巴になって王位を奪い合うドラマによるオペラ。ベテラン・バロック歌手を起用した絶妙なアンサンブルと美しいアリアが味わえます。

『宮廷音楽の楽しみ』
中世からバロック時代の宮廷の音楽が集められたBOXです。このBOXでは、こうした音楽の代表する作品らを、DHMに録音された名盤の中から選盤されたものです。
[CD1~2]は、12~13世紀にかけて、北フランスでトルヴェールと呼ばれる貴族達によって数多くの宮廷風恋愛歌が生み出されていました。ここに収録された作品は、記譜法も定まらぬ当時の音楽を、生き生きと創造的に再現した貴重な録音で、中世音楽研究のスペシャリスト・アンサンブル「セクエンツィア」によって、当時のトルヴェールの魅惑的な音楽を再現した代表的な盤です。
[CD3~4]は、イギリスのヘンリー5~8世時代の宮廷娯楽音楽を収録。この時代の音楽は美化して伝えられてきましたが、宗教弾圧や階級格差など裏社会があったようです。ここでは社会風刺的な内容のもの含んでおり、なにやら怪しげなリズムのからみや和声なども感じられるでしょう。
[CD5]は、16世紀イギリスのチューダー王朝期の宗教音楽。ジョン・タヴナーの「ミサ・シネ・ノミネ」(ミサ曲「ミーン」)では「キリエ」の部分が作曲されていません。これは当時イギリスでは、通作ミサの作曲にあたって「キリエ」は作曲しないのが普通であったためで、ここではローマ典礼のグレゴリオ聖歌ではなく、当時イングランド全域で採用されていたソールズベリー聖歌が歌われています。プロ・カンティオーネ・アンティクヮはこの時代の作品を最も得意とする男声声楽グループです。
[CD6]は、16世紀末ザルツブルクの教会音楽の組織改革を断行し、優れた作曲家をその傘下に雇い入れた大司教ヴォルフ・ディートリヒの成果を集成し、音楽史の細部に光りを当てた資料的意義の深い盤。16世紀末から17世紀、イタリア音楽を積極的に取り入れたオーストリア・ハプスブルク宮廷の音楽では、中世的な金管の響きと流麗な弦楽器の調べが融合されており、その当時の音楽をムジカ・フィアータを精彩に再現していきます。
[CD7]は、中世からバロックへの過渡的な響きで、後期バロック音楽とは全く異なる16~17世紀の音楽語法を見事に表出した快演です。コルネット(ツィンク)の超絶技巧も聴きものです。
[CD8]バロック時代のフランスでは、舞踏とそのための音楽が発展し、ルイ14世の 時代に絶頂期を迎えます。ユングヘーネルのリュート, W・ハーツェルツェトのトラヴェルソ, テル・リンデンのガンバによるしっとりとした名演奏です。
[CD9]ヴィーラント、シギスヴァルトの兄弟とレオンハルトによるフランス・バロック音楽の真髄を味わえる一枚。考え抜かれた選曲の妙は、オリジナル楽器独特の繊細な表現と、卓越した独自の解釈による個性に満ちていて、アルバムとしての存在をいかんなく発揮しています。これが録音された1970年以後、現在にまで30年数年のオリジナル楽器による演奏の発展と変遷を想い起こす時、ここに収められている演奏の価値は極めて高いと言えるでしょう。
[CD10]のサンスーシ宮殿は音楽の保護者として知られるプロシャ王フリードリヒ大王が建立したもので、クヴァンツ・ベンダ、エマヌエル・バッハなど当時一流の音楽家を集め、大王みずからのフルート演奏を始め毎晩のように楽員たちによる演奏会が開かれました。ここに収められた曲は、サンスーシ宮殿で数多く演奏された曲の中から4曲が収められています。その時代を彷彿とさせるリンデによるトラヴェルソとコッホによるガンバの、オリジナル楽器の音色はバロック音楽を聴く醍醐味と言えるでしょう。

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