音楽家たちの和合による“プロムス”入魂のライヴ

『ベートーヴェン: 交響曲全集』
ダニエル・バレンボイム&ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団
2012年に発売された、2011年8月ケルンで収録されたCDは「音楽家たちの調和によるベートーヴェン演奏」と高い評価を得ました。今回発売の映像は、2012年7月にロンドンでの“プロムス”のライヴのものとなります。
音楽を前に、人は自然と同じ呼吸の元でハーモニーを響かせる。それが対立しあうイスラエル、パレスチナ、そしてアラブ、ユダヤなど様々なルーツをもつ国々から集まった若き音楽家たちであろうとも。
ベートーヴェンのスコアを手に、ひとつの譜面台と譜面を共有する二人ひと組の弦楽奏者にはじまり、全てのプレイヤーが心をひとつにして和音を響かせ、呼吸をひとつにしてフレージングを作りあげていきます。そしてクライマックスに来るのが「歓喜の歌」。
様々な問題を超えて昇華された喜びの調べが、聴き手の心に深く響き渡ります。
【曲目】
ベートーヴェン:
<DVD1>
第1番ハ長調Op.21、第8番ヘ長調Op.93、第9番ニ短調Op.125「合唱」
<DVD2>
第2番ニ長調Op.36、第3番変ホ長調Op.55「英雄」、第4番変ロ長調Op.60
<DVD3>
第5番ハ短調Op.67「運命」、第6番ヘ長調Op.68「田園」、第7番イ短調Op.92
<DVD4>
ドキュメンタリー: Nine Symphonies That Changed the World
【演奏】
アンナ・サムイル(Sp)
ヴァルトラウト・マイアー(Ms)
ミヒャエル・ケーニヒ(T)
ルネ・パーペ(Bs)
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団
ナショナル・ユース・コーア・オブ・グレートブリテン
【録音】
2012年7月 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール、プロムス(ライヴ)
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バレンボイム、白熱の4回目の幻想交響曲
恋に破れた多感な芸術家が自殺しようと阿片を飲むが、死にきれずに昏睡状態のなかで夢を見る」。女優スミッソンへの激しい情熱を背景にベルリオーズが作曲した『幻想交響曲』は、色彩的な管弦楽法や劇的な表現によるロマン派を代表する交響曲です。バレンボイムはこれまで3回、『幻想交響曲』を録音してきました((1)1978年 パリ管 DG, (2)1984年 ベルリン・フィル Sony, (3)1995年 シカゴ響 Teldec)。
今回は彼が設立したウェスト=イースタン・ディヴァン管による、プロムスでのライヴ録音。オーケストラからは、正面から素直に真摯に楽譜と向き合う姿勢が感じとられ、そこから強力な推進力が迸ります。バレンボイムが目指す、密度の濃い響きとが見事に引き出され、求心力と緊張感みなぎる白熱の演奏です。
【曲目】
ベルリオーズ: 幻想交響曲 Op.14
リスト: 前奏曲 S.97
【演奏】
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団
【録音】
2009年8月21日 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(デジタル:ライヴ)