『ウィーンフィル・ライヴ・エディション』~最新盤は、リッカルド・ムーティ!

名指揮者、リッカルド・ムーティが天下のウィーン・フィルと共演した懐かしの音源が2タイトル、
「通常盤」と「SACDシングルレイヤー」の2つの仕様でリリース(計4タイトル)!
まずは、92年、ムジークフェラインザールで収録されたウィーン・フィル創立150年記念~ウィーン音楽祭終幕コンサート。長年、名門オケを支えた屈指の名コンマス、ゲルハルト・ヘッツェル[1940年4月24日~1992年7月29日]が不慮の事故で亡くなる直前の充実した演奏。
もう一つは、1975年、34歳の若きムーティが初来日、ウィーン・フィルと行った来日公演のライヴを収録した1枚。ベートーヴェンの序曲に始まり、ブラームスの二重協奏曲(弱冠20歳で、VPOのコンマスに就任したキュッヒルと首席チェリストを務めた名手シャイヴァインによるソロ)、ドヴォルザークの「新世界より」!最後に演奏されたヴェルディの「運命の力」序曲まで、ムーティらしい力強い颯爽たる指揮ぶりが聴き応え十分です。
『ウィーンフィル~ライヴ・エディション 21』
ムーティ・ウィーンフィル白熱の黄金期
ウィーンフィル創立150年記念~ウィーン音楽祭終幕コンサート
当時の第1コンサートマスター、ヘッツェルは「1992年に行われるコンサートは全て創立150年記念コンサートだと考えて取り組んでいく」という意気込みでありました。このような状況にあって、20年以上オペラ・コンサートの両面において固い信頼関係で結ばれてきたムーティにその重要なコンサートの指揮をたくし、『事実上の首席指揮者』とする共同作業が動き出した時期の最も充実した瞬間といえるウィーン音楽祭千秋楽のディスク化です。なによりムーティらしいヴァイオリン声部の輝かしい音色と美音。充実した低声部の躍動感が大いに楽しく、素晴らしい音質とともにヘッツェル時代最期のウィーンフィルの音楽が楽しめます。ヘッツェルは、この演奏会よりしばらくしてハイキング中に事故で亡くなりました。ライナーノートはウィーンフィル研究家紺戸淳氏の『ヘッツェル入団秘話』を収録。意外な事実にちょっと驚かされます。
【曲目】
ハイドン:交響曲第48番 ハ長調「マリア・テレジア」Hob. Ⅰ :48
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」Op.55
【演奏】
リッカルド・ムーティ(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
1992年6月21日、ムジークフェラインザール、オーストリア放送協会によるライヴ録音
![]()
『ウィーンフィル~ライヴ・エディション 22』
1975年34歳のムーティ!
それに応えるウィーンフィルが大熱演!来日初顔見せライヴ
男!ムーティと思わずいいたくなるストレートな「新世界」も聴きものですが、名人キュッヒルとシャイヴァインをソロにしたてたドッペルコンツェルトが貴重品!ウィーンの名人芸に心も溶かされてしまいかねない味わいでございました。75年ウィーンフィル来日といえばベーム翁の演奏にすっかり隠れていましたが、この溌剌たるムーティに体当たりでのぞむウィーンフィルの白熱演ぶりに興奮させられます。音質も大変良好です。
【曲目】
ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」 Op.43 ~序曲
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調「新世界より」Op.95
ヴェルディ:「運命の力」序曲
【演奏】
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
ロベルト・シャイヴァイン(チェロ)
リッカルド・ムーティ(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
1975年4月3日、NHKホール(ライヴ)