モーリス・アンドレ、若き日の伝説~フランス20世紀の青春時代

「管楽器の国フランス」を代表し、さらにはクラシック・トランペット界をも代表した
巨匠中の巨匠は、筋金入りのエンターテイナーだった!
管楽器の王国フランスを代表するクラシックのトランペット奏者といえば、誰もがこの人の名をあげるのではないでしょうか。
モーリス・アンドレ、痛快なまでの輝かしさから甘美さまで、息をのむ精妙さから涙さそう郷愁まで、まさしくトランペット、いや金管楽器というものの常識をくつがえすほどの妙技を数々の録音にも刻み、昨2012年冬、静かに世を去った稀有なる名匠。
その逝去を悼むべく、「フランス=管の国」の最先端を伝えるIndesens!レーベルからは、この伝説的巨匠が若い頃に少しずつリリースしていたヴァリエテ系(つまり、フランス人にとっての軽音楽全般…流行歌や映画音楽、ジャズのヒットナンバーなども含む)の録音を集め、2枚のCDにまとめてじっくり聴かせてくれる企画盤が登場。
20世紀半ばのフランスに息づいていた空気をほのかに漂わせつつ、極上の音楽のひとときを過ごせるこの逸品の魅力をそのままお届け。
録音は1956~61年頃、つまり彼がまだジュネーヴやミュンヘンの難関国際コンクールで続々優勝、とてつもない妙技で世界中を瞠目させていた頃~音楽院入学後たった6週間で1等賞をとってしまった異才の若々しさは、そのまま「自分の時代の音楽を吹いている」という自信とあいまってか、20代とは思えないほど深く味わいあふれるブロウに…、いまのプレイヤーたちでさえ敵わないかも?と思わせるほどの、息をのむほどの超絶技巧にどこまでも人間味豊かな音楽性が宿るその演奏は、ジャンルなんて言葉には何の意味もない、ただ音楽だけがある…としか思えなくなってくる「うた」に貫かれています。
これぞ「原点」!モーリス・アンドレ及びブラス系金管ファンの方々はもちろん、フランス音楽愛好家の皆様にもご注目いただきたい1枚。
【曲目】
[CD1]
(1)ラプソディ・イン・ブルー
(2)へ調の協奏曲 (ディヴェルティスマン)
(3)パリのアメリカ人
(4)サマータイム
(5)シボネー
(6)メキシカン・セレナーデ
(7)パリに帰るなら
(8)荒野の七人
(9) 聞かせてよ愛の言葉を
(10)北はアラスカへ
(11)テンダーフライ
(12)シューベルトのセレナーデ
(13)あなたがいるだけで素敵だった
(14)ペルディード(失われて)
(15)クロパン・クロポン
(16)ラ・パロマ(鳩)
[CD2]
(1)ビーナス
(2)グラナダ
(3)黒いオルフェ
(4)私の彼氏
(5)ルーレット
(6)クロウタドリとズアオアトリ
(7)ミルト・ポルカ
(8)ホラ・スタッカート
(9)アンダーソンのセレナータ
(10)バン・バン・バン
(11)枯葉
(12)ミロール
(13)ローマのそよ風
(14)コメ・プリマ(出会った頃みたいに)
(15)プリュ・ジュ・テーム(もう好きじゃないんだ)
(16)あなたの手をとって
(17)キャラバン
(18)ある微笑
(19)あなたがとても必要
(20)ヴェニスの謝肉祭
(21)熊蜂の飛行
(22)すてきなキスとはさようなら
【演奏】
モーリス・アンドレ (トランペット)