【Tudor】ガイ・ブラウンシュタインによる“ブルッフ・アルバム”

ベルリン・フィル第1コンマスを務める名ヴァイオリニストによる最新盤
名匠イオン・マリン&バンベルクSOとの共演
ガイ・ブラウンシュタインがブルッフの旋律美を余すところなく聴かせます!
ガイ・ブラウンシュタインは、2000年からベルリン・フィルの第1コンサート・マスターを務めています(1971年イスラエル生まれ;就任時、29歳)。彼はピンカス・ズッカーマンの弟子であり、ソリストとしてもオーケストラとの共演や室内楽における活躍が目覚しいです。
CDでは、ラトル&BPOによるR.シュトラウス:「英雄の生涯」[EMI]での録音が有りますが、その他、ヤノフスキ&ベルリン放送SOとのブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲[IPPNW]、シャロウン・アンサンブル・ベルリンによるモーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲集[Tudor]での演奏が知られています。
このディスクでは、有名なブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番、「スコットランド幻想曲」のほかに、もとはヴィオラのための作品であるロマンスOp.85を、自らの編曲によりヴァイオリンで演奏しています。
ブルッフの流れるような旋律を悠々と歌いあげ、ブルッフの協奏曲の中では今後ベスト盤の一つに数えられそうな期待を持たせる秀演です。
伴奏のイオン・マリンは、90年代よりオペラ、シンフォニー両方の分野で活躍、確かな実績を残してきた名指揮者。DG、Decca / Philips、EMIといったメジャー・レーベルへの録音も多数、行ってきましたが、本盤では名門オケ、バンベルクSOを指揮しており、要注目です。
【曲目】
マックス・ブルッフ(1838-1920):
スコットランド幻想曲Op.46
ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス Op.85(ガイ・ブラウンシュタイン編曲)
【演奏】
ガイ・ブラウンシュタイン(Vn)
イオン・マリン(指揮)、バンベルク交響楽団
【録音】
2011年9月16-19日、バンベルク