ヘルムート・リリング~スペシャル・セレクションBOX

ファン必携!リリング傘寿記念BOX
「ヨハネ受難曲」、ハルモニー・ミサほか、過去の名盤の数々から、巨匠が自ら選定
2013年5月にめでたく傘寿を迎えることとなる巨匠、ヘルムート・リリング。
J.S.バッハ演奏を筆頭に、半世紀以上にわたり、常に第一線で目まぐるしい活躍を続けてきた名匠のアニバーサリーに合わせて、「hanssler」レーベルから10枚組豪華BOXがリリース。
今回はリリング自身が数ある録音の中からプログラムの選定を行ったということで特に注目されます。特にブルックナーの「テ・デウム」(旧品番: 98119)は原盤がすでに廃盤となり、現在まで入手が困難な状態が続いていただけに、今回の再録発は見逃せません。
ブックレットでは、各作品を選んだ理由についてリリング自身によるコメントが寄せられており、今回の企画に対する意気込みを垣間見ることができます。
記念BOXの最初を飾るのは、やはりJ.S.バッハ。曲の選定にあたり、「必ずJ.S.バッハのメジャーな作品を一つは入れねばならないという信念を持っています」と語っているリリング。初版での全曲演奏に加え、第2稿で用いられた2つのコラールと3つのアリアも共に収録されていることで話題を集めた「ヨハン受難曲」と、大全集でも手掛けた珠玉のカンタータとモテットの数々が収録されています。メジャー作品と共に、フランクの「至福」やシューベルトの「水の上の精霊たちの歌」といった希少なプログラムも収められているところも嬉しい限りです。
リリングの長きに亘る演奏活動を反映して1980年代から2000年代の録音まで、幅広い時代の録音が収録されているのも魅力のひとつ。1980・90年代の録音では、かの「バッハ大全集」を共に手掛けた合唱団シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライや、シュトゥットガルト・バッハ・コレギウムとの円熟したアンサンブルを聴くことができます。リリングが新たな奏法も取り入れ始めた2000年代の録音では、ノリントンとの共演も熱きSWRシュトゥットガルト放送響との意欲的な演奏の数々を堪能できます。ユリアーネ・バンゼ、アンネッテ・ダッシュやクリスティアン・ゲルハーヘル、マティアス・ゲルネといった豪華ソリストたちが惜しげもなく登場していることにも注目。これまでリリングが残してきた活動の軌跡に改めて感じ入ると共に、今後ますますの活動にも期待させる、ファン必携の記念BOXに仕上がっています。
[CD1&2] (143'20")
J.S.バッハ: ヨハネ受難曲BWV245(数楽章の異版併録)
ユリアーネ・バンゼ(S)
インゲボルク・ダンツ(A)
ミヒャエル・シャーデ(T;エヴァンゲリスト)
ジェームズ・テイラー(T)
マティアス・ゲルネ(Bs;キリスト)
アンドレアス・シュミット(Bs)
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
録音: 1996年3月、シュタートハレ・ジンデルフィンゲン
[CD3](57'20")
J.S.バッハ:
(1)教会カンタータ「ああ、いかにはかなく、いかに空しき」BWV26
アーリーン・オジェー(S)
ドリス・ゾッフェル(A)
アーダルベルト・クラウス(T)
フィリップ・フッテンロッハー(Bs)
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
録音: 1980年4月、シュトゥットガルト記念教会
(2)モテット「主に向かいて歌え、新しき歌を」BWV225
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
録音: 1990年9&10月カウフンゲン参事会教会
(3)農民カンタータ「おいらは新しい領主様をいただいた」BWV212【旧品番: 92067】
クリスティーヌ・シェーファー(S)
トーマス・クヴァストホフ(Bs)
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
録音: 1996年5月ヘレンベルク参事会教会
[CD4&5](129'09")
フランク: オラトリオ「至福」
ディアナ・モンタギュー(Ms)
キース・ルイス(T)
ジル・カシュマイユ(Br、キリスト)
ジョン・チーク(Bs、サタン)
コルネリア・カリッシュ(A)
インゲボルク・ダンツ(A)
スコット・ウィアー(T)
フアン・バスレ(Bs)
ラインハルト・ハーゲン(Bs)
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
録音: 1990年3月2日シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェン・ザール(ライヴ)
[CD6&7](82'40")
ブリテン: 戦争レクイエムOp.66
アンネッテ・ダッシュ(S)
ジェイムズ・テイラー(T)
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
ヘルムート・リリング(総指揮)
カルブ・アウレリウス少年合唱団
シュトゥットガルト祝祭アンサンブル
録音: 2007年9月9日リーダーハレ、ベートーヴェン・ザール(シュトゥットガルト・ヨーロッパ音楽祭)
[CD8](66'36")
(1)ハイドン: ミサ曲第12番変ロ長調「ハルモニー・ミサ」Hob.XXII: 14
シモーナ・シャトゥロヴァー(S)
ダニエラ・シンドラム(A)
ジェイムズ・テイラー(T)
ミヒャエル・ナジ(Bs)
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
録音: 2008年5月30日&6月1日、シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェン・ザール
(2)ブルックナー: 「テ・デウム」ハ長調WAB45
パメラ・コバーン(S)
インゲボルク・ダンツ(A)
クリスティアン・エルスナー(T)
フランツ=ヨーゼフ・セリグ(Bs)
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
録音: 1996年9月、シュタートハレ・ジンデルフィンゲン
[CD9] (54'28")
ブラームス: (1)悲歌Op.82 (2)運命の歌Op.54 (3) 4つの歌Op.17
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
録音: 1997年4月、シュトゥットガルト・リーダーハレ、ベートーヴェン・ザール(ライヴ)
(2)シューベルト: 水の上の精霊たちの歌D.714
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団
録音: 2005年4月
[CD10](69'01")
メンデルスゾーン: 「異国からの帰郷」op.89
ユリアーネ・バンゼ(S、リズベート)
イリス・フェルミリオン(A、母)
カルステン・ジュース(T、ヘルマン)
クリスティアン・ゲルハーヘル(Bs、カウツ)
シュテファン・ミュラー=リュッペルト(Bs、シュルツ)
ヘルムート・リリング(指揮)
シュトゥットガルト・ゲヒンガー・カントライ
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
録音: 2003年10月18&19日(ライヴ録音)