世界的大ブレイク！ダブステップ・バンド＝モードステップがデビュー

1990年代以来となるイギリス出身のロック/ダンスのクロスオーヴァ―・アクト、モードステップ。ジョッシュ（Vocals、Keyboards）とトニー・フレンド（Decks、Guitar）の兄弟が、＜モードステップラジオ＞で彼らのプロダクションや、彼らの愛するダブステップのトラックを紹介するところからスタートしている。

その後、マット・カーティス（Drums）とニック・ツァン（lead guitar）を加えることで正式なバンドとなり、それ以来休みなく世界中をツアー。レディングからシドニー、ラスベガス、モスクワ、そしてイビザまでその盛り上がりは飛び火し、2012年だけで150万人もの観客の前でパフォーマンスを行い、世界各国でチケットはソールドアウトが続出！

本作『エヴォリューション・セオリー』は、そんな彼らのデビュー作である。このアルバムには、「スターライト」、「フィール・グッド」、「ショウ・ミー・ア・サイン」、「トゥ・ザ・スターズ」、そして新しいシングル「アナザー・デイ」など彼らのヒット曲がすべて収録されている。

壮大で重いフックが印象的な「バーン」、2011年イギリスで起きた暴動に関して書かれて、ドキュメント・ワンをフィーチャーした心動かされる「プレイング・フォー・サイレンス」、スペーシーなダブ・ロックの「タイム」、ライヴではライターを揺らす手が挙がる伝説的なトラック「セイヴ・ザ・ワールド」―まるで未来のボンド映画のテーマ曲のようだ―そして、素晴らしいタイトル曲「エヴォリューション・セオリー」ではダウン・テンポなグライムから始まって、フルセットのダブステップがモンスターのように押し寄せてくる。まとまりがありつつも驚きに満ちた『エヴォリューション・セオリー』は間違いなくモードステップをスリル満点でジャンルを超えて多くの支持を得る存在へと導くだろう。