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夭折の天才ジネット・ヌヴーによるブラームス:ヴァイオリン協奏曲

ヌヴー

新リマスタリング!
伝説のライヴがますます鬼気迫るものに

夭折の天才ジネット・ヌヴーが残したブラームスの協奏曲4種の録音のなかでも、その鬼気迫るような凄絶演奏で知られる1948年4月25日バーデン・バーデンのライヴ。これまでTahraレーベルから発売されていた音源をC.エッディによるアナログ・マスターからのリマスタリング、SACDハイブリッド盤で待望の登場となります。
ブラームスの協奏曲は彼女の十八番だっただけあり、残された録音はいずれも絶品ですが、このデゾルミエールとの共演盤は、彼女のソロの素晴らしさは図抜けているものの、録音とりわけオーケストラの分離と強音での割れが興をそぐこととなっていました。
今回リマスタリングを施され、目が覚めるような音となりました。
テープ劣化に起因するワウや、オーケストラの全奏では多少ビリつくところもありますが、さすがアナログ・マスターからの復刻だけあり、その情報量の多さと音質の向上ぶりに驚嘆させられます。オーケストラの響きが明快になっただけでなく、ヌヴーのソロもニュアンスがより多彩になり、正確な音程と恐るべき集中力のほかに優しい歌い回しや音色の変化まで自在に操っていたことを納得させてくれます。音質が良くなったというより、新たな音源が見つかったかのような衝撃があります。

イタリアの画家サンドラ・ブルネッティの独特な画風による肖像ジャケットも魅力です。

 

【曲目】
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
【演奏】
ジネット・ヌヴー(Vn)、ロジェ・デゾルミエール(指)フランス国立管弦楽団
【録音】
1948年4月25日/バーデン・バーデン(ライヴ)

 

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2012年08月29日 16:16

更新: 2012年08月29日 16:30