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【千円生活】鶴セレクション

鶴

鶴:秋野温(あきのあつし)うたギター、神田雄一朗(かんだゆういちろう)ウキウキベース、笠井快樹(かさいよしき)テンパリドラム「ウキウキ&切なさの伝道師」を名乗る鶴は埼玉県鶴ヶ島市の「鶴ヶ島西中学」の同級生の3人組。学生時代はともに同じバンドで活動していたが高校卒業と同時に個々別々にバンドを組み活動。お互いのバンドが同じ時期に解散し久しぶりにジャムったらしっくりきてしまい2003年に鶴を結成。バンド名は鶴ヶ島の頭文字の「鶴」に即決。同年春から下北沢や新宿でライブを展開し、アフロとキモシャツ(鶴が命名)の70sファッションを代名詞にお客さんを巻き込んで展開するライブパフォーマンスであっという間に話題になる。

 

鶴(秋野温):「映画アフロ田中の主題歌書き下ろしということですが、常日頃というか元々あった自分の中にあるやるせないモヤモヤ感みたいなものが出ました。頭抱えてあーー!ってなる感じです。みんな泣いて笑って明日がきます。どうしようもなくてもきます。毎日それの繰り返しです。アフロ田中はそれを見事に描いてくれていると思います。自分と重なる部分が多いです。でも絶望する事なく進み続けた結果、人生は楽しいと思えるんですね。モヤモヤするならそれはそれで抱えたまま走ってみましょう。

 

秋野温(鶴):『衝撃を受けた一枚!』セレクション

鶴(秋野温):どのアルバムでも出会いはいつも衝撃的なものです。自分の音楽感や好みのギターが鳴っていたりするアルバム達でございます。

 

Oasis『(What's The Story)Morning Glory?』
Oasisのアルバムは全部好きです。その中でもこれはOasisをOasisたらしめた礎的作品ですね。代表曲のオンパレードじゃないですか。僕にとっては高校時代の青春の大事な1ページバンドです。遊び疲れた明け方に「Champagne Supernova」を聴きましょう。

 

Deep Perple『Machine Head』 
確か、初めて買った洋楽ハードロックアルバムだったような気がします。このジャンルはもっとエッジがあって激しいものだ!と、勝手に思っていたのでDeep Perpleのような古典的ハードロックサウンドは高校生の僕には受け入れがたい事実でした。笑 今となっちゃバイブルですよ、リッチーブラックモア大先生は。

 

Guns N' Roses『Appetite For Destruction』
僕、色んな所でこのアルバム挙げちゃってますが、ここでも登場です。これからのギター小僧も通るべきだと勝手に思っているハードロックギターの教科書です。他にも沢山教科書はありますが、スラッシュ先生のリフとサウンドは僕の心を鷲掴みしたのでした。

 

Korn『Life Is Peachy』
Kornのアルバムで1枚だけ選べ!って言われたら最後まで悩んで悩んで残る1枚でしょうね。と、言ったそばから悩んでいます。Kornはアルバム毎に時代毎にスタイルが変わっていっているバンドなんですが、この2ndアルバムのインパクトたるや、そりゃもう時代を切り裂きました。

 

Slayer『Diabolus In Musica』
色んなモヤモヤを全部ぶっ飛ばしてくれたのがこのアルバム。スラッシュメタルはそんなに聴いてこなかったのですが、スラッシュメタル四天王の一角が放ったこのアルバムはカッコ良すぎて当時の僕は悶絶していました。これは今でも最高の1枚だと思います。

 

Jeff Beck『Blow By Blow』
感性の固まりでしかないような、このお方のアルバムはもうアートですね。なんかもう常人の理解を超えている感ありますよね。笑 この中の「Scatterbrain」という曲。ライブだと本人もバンドも演奏が凄まじい事になっているのですが、テーマのリフは指の練習になりますよ。つります。笑

 

Ben Folds Five『Whatever And Ever Amen』
ピアノトリオなのにロックでパンキッシュでありながらポップである!これを聴くまでは、意識した事も無かったわけです。探した事も無く、求めた事も無かったわけです。それがビックリBen Folds Five!アンタ達何もんだ!?という衝撃でした。バンド、コーラスのアンサンブル、そして壊し方汚し方のバランスが非常にいいですよね。上手い☆

 

Weezer『Weezer』
Weezerを聴き始めたのは、世間様より大分遅れてからなんですよ、僕。だから当時のギターパワーポップみたいな流れは知らないんですけどね、ひょんな事で聴いて、こりゃいいぞ!と。若くてシンプルで荒くて、それでいて初期衝動でバンドらしくて素敵なアルバムですよ。

 

Grand Funk Railroad『Greatest Hits』
これはもうスリーピースバンドのお手本でございます。スリーピースバンドで悩んでいる皆様、これを聴きましょう。何か見つかるかもしれません。笑 かくいう僕もGrand Funkには救われたりしています。曲の良さや演奏技術はもちろんなのですが、何か気迫がビシバシくるんですよね、このバンド。

 

War『Why Can't We Be Friends?』(廃盤。申し訳ございません。)
ロック系のアルバムを挙げてきましたが、この中では異色かもしれないWarです。このタイトルナンバーの「Why Can't We Be Friends?」は、裏にシリアスなメッセージが含まれているのに、仲良く肩を組みたくなるような曲がたまりません。映画「リーサルウエポン4」のエンディングで流れるのですが、それがまたいいんです。

 

掲載: 2012年02月14日 10:50