メイシー・グレイ、モダン・ロックのカヴァーに挑んだ野心作
飛びぬけた才能と名曲が出会うとき。極上のエクスタシーの始まり…

1999年のデビュー以来、その唯一無二と言われるハスキー・ヴォイスと、ソウル、ファンク、ロック、ヒップホップなど多様なジャンルをミクスチャー感覚で自由に取り混ぜた音楽性を特長に快進撃を続け、現代最高峰のソウル/R&Bディーヴァとなったメイシー・グレイが切り拓く新たな地平。原点回帰の前作『The Sellout』に続く、待望のニュー・アルバムをリリース!
今回SLGに移籍しての第1弾作品として、まさにシンガーとしての真の実力を世に問うべく、あえて選択したスタイルが“カヴァー・アルバム”。
レディオヘッド、メタリカ、アーケイド・ファイア、ヤー・ヤー・ヤーズ、マイ・ケミカル・ロマンス、ユーリズミックス、ニーナ・シモン…、それぞれの時代を色鮮やかに彩る名曲の数々を、プロデューサーのハル・ウィルナー、そして2012年初頭に行った来日公演のバック・バンドでもあった“The Sex Fiends”と共に、斬新なアプローチでカヴァー。あの独特の歌声とそれぞれに意外性を秘めた楽曲とのマッチング、そしてその凄まじい完成度に心が震える…。
【TRACKLIST】※予定
01.Here Comes The Rain Again (Eurythmics)
02.Creep (Radiohead)
03.You Want Them Nervous
04.Smoke 2 Joints (The Toys / Sublime)
05.La La La (Teaching The Kids)
06.Teenagers (My Chemical Romance)
07.The Power Of Love
08.Nothing Else Matters (Metallica)
09.Sail (Awolnation)
10.I Try Is Cool And All, But
11.Maps (Yeah Yeah Yeahs)
12.Love Lockdown / Buck (Kanye West / Nina Simone)
13.Mel Rap
14.Bubbly (Colbie Caillat)
15.Wake Up (Arcade Fire)
16.Reallly
※( )内はオリジナル・アーティスト
メイシー本人による楽曲解説
1. Here Comes The Rain Again (Eurythmics)
もともとはドラムを入れてレコーディングしてた。ドラマーのRJ Kelleyがほんの少しの間席を外したんだけど、残りのメンバーは「Here Comes the Rain」をプレイし続けた。それで、ドラムレスで行こうって決めたの。
2. Creep (Radiohead)
すごく早く録音が終わった。私とThe Sex Fiendsはライヴで「Creep」を演奏してたから、スムーズでイージーに出来たけど、しっくりこなかった。翌日に別のベース・ラインでトライして、Mike Torresがスゴいクレイジーなファズ・サウンドを入れてくれたんだけど、それでもダメ。今度はドラムとベースのバランスが取れなくなった。RJが新しいベース・ラインに合うように、もう1回ドラムをプレイしてくれて、ようやく完成…それでも何か物足りない。それでShemika Seacrestがバックアップをしてくれて、ようやく…リアルになったの。
3. You Want Them Nervous
J.B.がスタジオにきれいな奥さんのShahida Omarと遊びに来てくれた。彼女はロックスターで、J.B.はコメディの神様よ。
4. Smoke Two Joints (The Toys / Sublime)
Sublimeのヴァージョンを演奏してみた。この曲のオリジナルを一体誰がレコーディングしたのか、長い時間かけて話し合った。どんどん名前が飛び交ったわ。Bob Marley、Peter ToshからNo Doubtまで。え~っと、この曲のオリジナルが誰なのか知ってる人、正解者先着10名にサイン入りのこのアルバムをあげるわ。あなたのアドレスを忘れないでね。
5. La La La (Teaching The Kids)
このスキットを担当してくれてる女の子たちはLA のWildwood High School の生徒たちで、私の娘 Happyのお友達。年に一度開催されるタレント・ショーでCabaretっていうのがあるんだけど、そこで知り合いになった。いつか彼女たちのことを注目すべき日が来るわよ。もの凄い才能なんだから。彼女たちのパパArt Streiber とTrevor Albertがスタジオに連れて来てくれた。ありがとう。
6. Teenagers (My Chemical Romance)
最初にアルバムのためにレコーディングした曲なんだけど、歌詞がよく理解できなかった。私、もうティーンじゃないし。でもラッキーなことに3人のティーンネイジャーの母親なのよ。だから、この曲の歌詞は“ティーンと母親”ヴァージョンという感じで書き替えた。5人の子持ちで私と仲良しのDaphne Wayansが助けてくれた。macygray.comに歌詞を載せてあるわ。
7. The Power Of Love
HughもWildwoodの生徒よ。ラップとピアノを演奏する。何について曲を書けば良いか聞かれたから、“分かんない。愛とか?”って答えたの。Power of Loveが完成したのはそれから20分後、愛とか、その他いろいろな事についてね。Hughはまだ16歳よ。
8. Nothing Else Matters (Metallica)
私が知りうる限り最高の歌詞のひとつだと思う。エピック・ソウルの海にするために、オルガン、ギター・ソロを入れた。フル・オーケストラを入れたのも最高に楽しかったわ
9. Sail (Awolnation)
他の曲に比べて時間がかかった曲ね。オリジナルがあまりに最高だから、大きなチャレンジだった。台無しにしたくなかったら、やらない事ね。でも私はやっちゃったけど。
10. I Try Is Cool And All, But
Nicoleはどんなシンガーの真似でも出来るの。このレコードで歌ったみたいにね。誰も彼女だって分からない。最高よ。
11. Maps (Yeah Yeah Yeahs)
この曲は私の年長の娘Aanisahのアイディア。スピード・アップしてから、がくんってダウンさせるのはHalのアイディアよ。Zouxはリヴァーブのトリックを考えてくれた。Mika LettとShemika Seacrestが4つの異なるスピードでフックを歌ってくれた。
12. Lovelockdown / Buck (Kanye West / Nina Simone)
さぁ、ライヴのマッシュアップよ。Kanye Westの声をNina Simoneの音楽にミックスしちゃった。きゃ~!!David Murray がホーンのアレンジを担当して、パリでJonathan Crawfordといっしょにレコーディングしてくれた。
13. Mel Rap
Melは私の息子。いっつも曲を書いてる。同じ課題を与えてみたの、“愛について何か書きなさい”って。それで完成したのがこれ。皆に与える課題が歌詞っていうのが面白いでしょ?Melは16歳。
14. Bubbly (Colbie Caillat)
Idris Elbaがスタジオに来るときはいつもアイディアが溢れてる。ハッピーでバブリーなビーチ・ソングを暗くて気味の悪いデュエットにしてみた。
15. Wake Up(Arcade Fire)
Gilt Groupe に広告を打ったんだけど、そのおかげで素晴らしく美しい、そして凄い才能の9人に会うことができた。Cathy Fink, Johnette Elhendy, Edward Holiday, Michelle Armoni, Mike Thomas,Tammy Ryan, Alexandria Matthews, Jennifer Taus, Kevin Rosenbergがスタジオに来てくれて、アドリブでGilt Groupeクワイアをやってくれたの。Gilt Groupe のJaromy Pittarioには感謝してるわ。そして、私のように彼らの魅力にぞっこんな人たちに神のご加護を。
16. Really
これは最初にレコーディングしたスキット。トーンを決めた時ね。MC Lyteは私のヒーロー、彼女と友達になって、一晩中冗談を言い合ったのは最高の思い出よ。
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掲載: 2012年02月02日 15:49
更新: 2012年02月27日 13:16