こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

注目アイテム詳細

T-SQUARE 安藤正容 タワレコ独占インタビュー(フル・ヴァージョン)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2011年04月15日 16:41

更新: 2011年06月13日 11:52

T-SQUARE

 URBAN SOUND CRUISE-TOWER RECORDS FUSION COLLECTIONキャンペーンのフライヤーに掲載している、最新作『ナイン・ストーリーズ』をリリースしたT-SQUAREのギタリスト、安藤正容タワレコ独占インタビューのフル・ヴァージョンをここに大公開!フュージョン・ブーム到来の70年代、バンド結成時の頃やデビュー後のお話などを伺いました!

 

時代がクロスオーヴァー、フュージョンの頃になってきて、安藤さんにとって最初衝撃的だったギタリストは誰だったのですか?

「最初リー・リトナーを聴いてしまったときはそれまで聴いていたジャズ・ギタリストの音楽はもう自分にはちょっと違うな、と感じるほどでしたね。自分で曲も書いてアレンジして、4ビートでなくても8ビートや16ビートでもいいんだというのを学びましたね。」

ザ・スクェアを結成して、音楽的にもそういう方向を目指していたのでしょうか?

「そうですね、そんなリー・リトナーみたいな音楽をやろうという理想がありつつ、70年代半ばにザ・スクェアを結成したんですが、当初はメンバーに仙波清彦やマイケル河合(ザ・スクェア初期のドラマー。後にソニーで大滝詠一、プリンセス・プリンセス、ユニコーンなどを手がけたプロデューサー)がいて、だんだんお遊び的なエッセンスなんかも入ってきて、ずいぶん不思議な方向に行きましたけど。そんな風にたまたま集まったメンバーが強力な才能とテクニックを持った人たちだったので、その人たちとやれることだけで僕はせいいっぱいで、バンドはどういう方向へ、なんて考えている余裕はなかったですね。また誰も曲を書く人がいなかったので自分で書いて、これやってみてください、みたいにやってもらって。」

時代の音楽だったこともあり、ライヴをやれば大盛況だったのではないですか?

「当時って僕ら出るライヴハウスがそんなになかったんですよ。こういうクロスオーヴァー、フュージョンという音楽はまだ日本では珍しいジャンルでしたから。演奏する場所としては六本木のピットインはありましたが、渋谷のジアンジアンは歌がないからダメとか、新宿のルイードとかも出ましたけどなんかすごく違和感があったり。僕らロックでもジャズでもないので、どこかのジャズ・フェス出た時なんか、ものすごく白い目で見られるんですよ。ロック・フェスだと出させてもらえなかったりとか。でも、どちらかといえばジャズの範疇の音楽だと思うんですが当時のジャズ界の大御所や評論家の人たちからすると、「何?」みたいな。」

とはいえ、そのうちカシオペアと並んで日本の2大フュージョン・バンドになっていくわけですが、今から思えば、アイドル的な人気もちょっとありましたよね。

「80年代になると、伊東さんがCM(某大手酒造会社のウィスキーのCM)に出演したりして、それをきっかけにホールでのライヴが出来るようになったんですが、当時は楽屋待ちしているファンの人たちがけっこういて、僕が出て行くと「あっ、ギターの人だ!」で終りなんですけど、伊東さんが出て行くと「伊東さ~ん!」て(笑)。伊東さんなんかはそういう意味ではアイドルっぽい立ち位置でしたよね。カシオペアだと野呂(一生)(※)くんが何かの雑誌で“私生活をのぞいてみよう”みたいなアイドル的な掲載記事があったり。でも僕はそのアイドル的な渦中にはなかったというか(笑)。」
※)田中康夫が80年に発表し、“クリスタル族”なる社会現象まで巻き起こした小説『なんとなくクリスタル』の主人公の女子大生の恋人のモデルは野呂一生だったというエピソードがある。

人気の頂点にたった後の当時のシーンの様子などはいかがでした?

「その時って実際に世の中で自分たちがどう受け止められているか、というのはあまり自覚がなかったんですよ。いい時期にデビューできて、アメリカに進出できてやれたのもよかったし、そういう意味では僕らは恵まれた時代に音楽をやれたと思うんですけどね。自分的にはいかに上手に弾けるか、弾けたか、みたいな内面的なものに目がいってしまって、シーンがどうなっているとか、あまり考えたことはなかったですけどね。」

貴重なお話をありがとうございました。

★T-SQUAREの最新作『ナイン・ストーリーズ』はこちら

 

J-FUSION NEW RELEASES

その他、独自の発展を見せ、世界に高く評価される日本のフュージョン。新作はこちら!

ピラミッド『PYRAMID3』

 神保彰(ds)、鳥山雄司(g)、和泉宏隆(p)によるスーパーユニット、ピラミッドのサード・アルバム!オリジナル曲を中心に、アジムスの大名曲「Fly Over The Horizon」、ビートルズ「Ticket To Ride」、フュージョンではデオダートの名演が有名なガーシュイン「Rhapsody In Blue」、ハービー・ハンコック「Hang Up Your Hang Up」といったカヴァーも収録予定。ゲスト・ミュージシャンとしてヴァイオリニストの葉加瀬太郎が3曲で参加。

ISSEI NORO INSPIRITS『BEAUTY』 

 より強固なバンドの結束のもと、3枚目のオリジナル・アルバムが完成!野呂一生の創り出す世界観の拡がる楽曲をドラマーの神保彰ほか敏腕メンバーが卓越にプレイ。バンドとしての完成度が更に高まった1枚!