さらなる高みへ―、アングラ遂に動く
4年振り通算7枚目のアルバムがリリース!
ブラジルが生んだ至高の音楽集団=アングラ。そのオリジナルな音楽スタイルにはさらなる磨きがかかり、シェイクスピアの「テンペスト」を用いたコンセプトでアルバムが一つの作品として繋がれる時、その緻密で他を凌駕するクリエイティヴィティがさらなる進化を遂げる!
2006年に発表された前作『オーロラ・コンサルジェンス』は、バンドにとっても意欲作と位置づけられるアルバムとなった。
そしてアルバム発売直前にLOUD PARK 06に出演、日本にはブラインド・ガーディアンとのカップリング・ツアーでの
来日も果たした。その後メンバーはアングラを一旦離れ、それぞれソロ活動を行うことになった。
エドゥ・ファラスキ(vo)は自身のバンド、アルマーのセカンド・アルバム、ラファエル・ビッテンコート(g)は初となる
ソロ・アルバムをビッテンコート・プロジェクト名義でリリースし、キコ・ルーレイロ(g)はソロ・アルバムをリリース、
そしてベーシストのフェリッペ・アンドレオーリ(b)はそのほとんどのプロジェクトにかかわることになった。
その中でドラマーのアキレス・プリースターが自身のバンド、ハンガーに専念するために脱退。その後任としてかつて
アングラに在籍していたリカルド・コンフェッソーリが復帰することとなった。
そしてバンドは再び集結、新たなフェイズへと遂に突入する!
オリジナル・アルバムとしては4年振りとなるアルバムが遂に完成。今作はバンドのセルフ・プロデュースにより制作は
行われた。30近い楽曲が作られ、その中から10曲が選ばれることになった。音楽的にはこれまでの彼らのスタイルが、
さらに研ぎ澄まされたものとなったが、サウンドは前作までのものとは違うものに仕上がり、やはりこのバンドがワン・
アンド・オンリーであることを改めて強烈に印象付ける。そしてリカルドの復帰によってバンドは”ブラジルらしさをミックス
したグルーヴ”が自分達の重要な資質であることを認識することになった。そんなまさにアングラの新しいスタートに
相応しいアルバムが完成した!
そしてアルバムは、シェイクスピアの「テンペスト」にインスピレーションを得たコンセプト・アルバム。プロスペローという
王とその娘ミランダにまつわるこのストーリー。その戯曲の中では「水」が作品の根底の重要な要素として存在している
ということ、そのストーリーが今のメンバーの感情をもっとも上手く表現しているということ、さらに偶然にも今年はブラジルでとても雨が多くその被害も大きかったということでそれも象徴的であるということ、そのすべてを結びつけるアルバム・タイトルとしてラテン語で”水”を意味する「アクア」がアルバム・タイトルとして選ばれることとなった。
LOUD PARK 2010参戦決定!
2010年10月16、17日 さいたまスーパーアリーナ
掲載: 2010年08月09日 18:00
更新: 2010年08月12日 14:20