ディーヴォ、20年振りのオリジナル・アルバム堂々完成
2010年2月、バンクーバー冬季五輪でのパフォーマンスで華々しく活動を再開させたディーヴォ。
90年に所属レコード会社「エニグマ・レコード」の倒産と、バンド活動に疑問を感じたディーヴォは長期活動休止状態になっていた。
その後突然再結成を果たし、2003年、2008年には“Summer Sonic”に参戦。
そして2010年、何と20年ぶ振りのオリジナル・アルバムが遂にリリース!
今作品ではオリジナル・メンバーに加え、ドラマーにジョシュ・フリーズ(Nine Inch Nails、Weezer、Guns N' Roses)を迎えており、
タイトでパンキッシュ、キッチュでハイファイなエレクトロ・サウンドという、ディーヴォならではの魅力はもちろん健在。
さらに現在進行形といえる、アップ・トゥ・デートなエレクトロ・ポップ・ダンス・アルバムに仕上がっている!
往年のファンはもちろん、ケミカル、ファットボーイ世代も必聴の強力盤だ。
【バイオグラフィー】
ディーヴォはアメリカのオハイオ州アクロンにてマーク(ヴォーカル)とジェリー(ベース、ヴォーカル)によって73年に結成された。当時主流だったAOR系のサウンドを嫌ったディーヴォは、DE-EVOLUTION(退化)を主張し自らをDEVOと名乗った。
78年2月英スティッフから「ジョコー・ホモ/モンゴロイド」でデビュー。間髪いれずに米ワーナーと(ヨーロッパ圏はヴァージン)と契約を結び、同年9月にはブライアン・イーノのプロデュースによるデビュー・アルバム『頽廃的美学論』を発売。折からのニュー・ウェイヴの機運に乗り、特にヨーロッパや日本で高い評価を得た。翌79年にはセカンド・アルバム『生存学未来編』を発売。そして5月末に初来日。ニュー・ウェイヴ系アーティストとしては初の日本武道館公演行い、大成功を納める。翌80年にはアルバム『欲望心理学』を発売。ワールド・ツアーのスタート地に日本を選び、再来日公演果たす。同アルバムはアメリカで大ヒットし、収録曲「欲望の原理」、「ホイップ・イット」は全米チャートトップ10に食い込む大ヒットとなった。
その後も『ニュー・トラディショナリスツ』(81年)、『オーノー!ディーヴォ』(82年)、『シャウト』(84年)、をワーナー・ブラザーズよりリリース。その後はレーべルを移籍して『トータル・ディーヴォ』(88年)、『スムース・ヌードル・マップス』(90年)と、コンスタントにアルバムを発売してきたディーヴォだが、90年に所属レコード会社「エニグマ・レコード」の倒産と、バンド活動に疑問を感じたディーヴォは長期活動休止状態になる。
その後突然再結成を果たし、2003年、2008年にはサマソニに参戦し、現役感をアピールしている。そして2010年、何と20年ぶりのオリジナル・アルバムのリリースとなる。
掲載: 2010年07月07日 18:00