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特集

現在の日本のラウド勢に影響を与えている海外のシーン

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2013年10月30日 18:01

更新: 2013年10月30日 18:01

ソース: bounce 360号(2013年10月25日発行)

文/山口コージー



ここでは、いま猛威を振るっている日本のラウド系バンドに影響を与えている(はずの)存在を辿ってみよう。まずは、現在のトレンドであるエレクトロニコア勢で言うと、2000年代後半に起こったUKニューレイヴの先駆的な存在として登場するエンター・シカリが大きいだろう。当時は革新的だったレイヴ×スクリーモ/メタルコアなサウンドやストリート感溢れるファッション性はハドーケン!ら後続による活性化も手伝い、日本ではFear, and Loathing in Las Vegasを筆頭とする面々に受け継がれている。一方で、重鎮・プロディジーというのもありそう。なかでも2009年の復活時のモダンなビート音楽を搭載したアプローチをバンド・サウンドに変換したのがCrossfaithの最新作と言えなくもない。また、スクリレックスやビッグ・チョコレートといったロック勢と親和性の高いEDMな面々もそうだろう。THE GAME SHOPやsfprら、クラブとライヴハウスを横断するバンドは今後も増えていくのではなかろうか。

そして、ONE OK ROCK〜MY FIRST STORY以降のスクリーモ直系族も忘れてはなるまい。その感情に訴えるサウンドは、とりわけ斬新かつ衝撃を与えたフューネラル・フォー・ア・フレンドや、マイ・ケミカル・ロマンス、ユーズドといった、2000年代中盤にUS/UKで隆盛したエモ/スクリーモ勢からの影響が大。これら代表格は世界的にもヒットし、間もなく日本にも伝播してファッション文化も含めて浸透することになる。このように、地(日本)のものというよりは海外で鳴らされている音をダイレクトに吸収し、さまざまな要素を採り入れながら進化し続ける日本のラウド・ロック。そんないまの状況を本特集で確認してほしい。



▼関連盤を紹介。
左から、エンター・シカリの2007年作『Take To The Skies』(Ambush Reality)、プロディジーの2009年作『Invaders Must Die』(Cooking Vinyl)、スクリレックスの2011年のEP『Bangarang』(OWSLA/Big Beat/Atlantic)、フューネラル・フォー・ア・フレンドの2005年作『Hours』(Atlantic)、マイ・ケミカル・ロマンスの2006年作『The Black Parade』(Reprise)

 

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